...「般若湯」って知ってる?最近寒いから一回入って温まりたいんだよね...
...先日、般若湯の効能を聞いて、興味が湧いてきたよ...
...来週京都へ旅行するので、般若湯がある温泉宿に泊まる予定だ...
...草津温泉と言ったら、般若湯が有名ですよね...
...銭湯で般若湯を勧められたけど、入ったことがないからちょっと怖いな...
...それからお坊さんの間ではお酒の事を「般若湯(はんにゃとう)」といいます...
高神覚昇 「般若心経講義」
...例えば酒のことを般若湯といって見たり...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...般若湯(はんにゃとう)の供養でたのしい一夕をすごす習慣になっている...
高村光太郎 「山の秋」
...と俊和尚の袖から般若湯の一本が出る...
種田山頭火 「行乞記」
...般若湯を詰めて持つてあるく用意として...
種田山頭火 「其中日記」
...お土産の般若湯がうまいことうまいこと...
種田山頭火 「其中日記」
...般若湯代が入れてあつた...
種田山頭火 「其中日記」
...庵主は般若湯が好き...
種田山頭火 「其中日記」
...般若湯も!)十時頃帰庵...
種田山頭火 「其中日記」
...先日から塩飯を食べつゞけてゐるので(時々般若湯を飲むけれど)...
種田山頭火 「其中日記」
...私の頭陀袋にも一郎君から貰つた般若湯が一壜ある...
種田山頭火 「旅日記」
...その姿を見ると、芝居でする法界坊の姿そのままですから、あほだら経でも唸り出したのかと見ればそうでもなく、謡(うたい)の調子――「秋も半ばの遊山舟、八景巡りもうらやまし、これはこのあたりに住む法界坊というやくざ者にて候、さざなみや志賀の浦曲(うらわ)の、花も、もみじも、月も、雪も、隅々まで心得て候、あわれ一杯の般若湯(はんにゃとう)と、五十文がほどの鳥目(ちょうもく)をめぐみ賜(たま)わり候わば、名所名蹟、故事因縁の来歴まで、くわしく案内(あない)を致そうずるにて候、あわれ、一杯の般若湯と、五十文の鳥目とをたびて給(た)べ候え、なあむ十方到来の旦那様方……」こんなことを謡の文句で呼びかけるものだから、どうしても舟の連中の耳障(みみざわ)りにならないわけにはゆきません...
中里介山 「大菩薩峠」
...般若湯(はんにゃとう)はおことわりにしたのよ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...辰造 トウ? トウたあ何だや?喜助 トウたあ、般若湯のトウだ、お薬だい、ははは、さあ飲め...
三好十郎 「樹氷」
...坊主が酒を般若湯(はんにゃとう)というということは世間に流布しているが...
森鴎外 「鶏」
...昨夜(ゆんべ)の般若湯(はんにゃとう)の残りがあろう...
夢野久作 「近世快人伝」
...やがて般若湯(はんにゃとう)(酒)もすっかり廻ると...
吉川英治 「新・水滸伝」
...お茶代りの般若湯を嘗めてゐると...
若山牧水 「木枯紀行」
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