...そのうすにがき舌触(したざは)りにわれは知る...
石川啄木 「詩」
...そのうすにがき舌触(したざは)りに...
石川啄木 「呼子と口笛」
...舌触りのいい肉汁(スウプ)を啜(すゝ)りさして...
薄田泣菫 「茶話」
...その舌触りの滑かさにおいて...
薄田泣菫 「独楽園」
...その舌触りの滑かさにおいて...
薄田泣菫 「春菜」
...松茸で一杯二杯三杯やりたいなあ、あの香、あの舌触、ああやりきれない!こんな句を見つけた――老いぬれば日の永いにも涙かな 一茶さつそく、附きすぎる句を附ける――夜ルも長くてまた涙する 山頭火同老相憐むとでもいはう...
種田山頭火 「其中日記」
...舌触りがぴりりとして...
夏目漱石 「創作家の態度」
...舌触(したざわり)の好い愛嬌(あいきょう)を振りかけてくれる折などは...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...最初の舌触りで決する絶対の結果が怕(おそろ)しいのである...
牧野信一 「熱い風」
...口をつけてみて舌触りが違った...
正岡容 「寄席」
...ショコラの軽い舌触りも不用意な久慈の質問で味なく終ろうとしかかったときである...
横光利一 「旅愁」
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