...いざさらば憂(うれ)ひて已(や)まじこの舌(した)の君さいなみに倦(う)みぬとも...
ダンテ・アリギエリ Dante Alighieri 上田敏訳 「忌々しき「死」の大君は」
...老婆が忌(いま)いましそうに舌打ちをして...
田中貢太郎 「天井裏の妖婆」
...」隠居は捲(ま)き舌で言った...
徳田秋声 「爛」
...その舌も腕に劣らず活発だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...舌はざらざらに荒れてるし...
豊島与志雄 「囚われ人」
...一堪(ひとたま)りもなく縮み上って舌を吐くということが...
中里介山 「大菩薩峠」
...亭主といふのは五十格恰の恐ろしい噺好きの男で一箸目には喋舌つて居る...
長塚節 「佐渡が島」
...未だ私を阪本の家内とは知りませぬから酔ひ紛れに饒舌つて仕舞つたのです...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...縛られたまゝ舌でも切つたものか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...山椒(さんしょう)がヒリッと舌をさした...
林芙美子 「風琴と魚の町」
...手紙も見事に書き弁舌も爽にして...
福沢諭吉 「女大学評論」
...槍の舌を備えている...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...蔭だけでは非常な饒舌なのにも拘はらず...
牧野信一 「創作生活にて」
...」樽野達が青野の門をくゞつた時に冬子は舌打をしながら呟いた...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...やや精徴を誇りうるのは舌と鼻とだが...
柳田国男 「雪国の春」
...九兵衛は舌うちをして...
吉川英治 「江戸三国志」
...おれの相談には乗れねえのか」まき舌である...
吉川英治 「私本太平記」
...舌を巻いていった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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