...舌を出すようすは...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「雪だるま」
...恰も蛇の舌を出せるが如し...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...秋の田園詩人の百舌鳥(もず)が...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...鋭敏な良識と、実際的な怜悧(れいり)さと、軽快な弁舌と、異常な記憶力とを持っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この味が舌に残る作用は...
中谷宇吉郎 「塩の風趣」
...百舌鳥(もず)の声がきんきん...
新美南吉 「ごん狐」
...奎齋先生舌を卷きます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...喃々(なんなん)としてお喋舌(しゃべり)をするのです...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...出來るだけ舌を出して見せた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...はぢめのうちは途方に暮れたが……」などと吾ながら何時にも覚えたこともない饒舌振りだつた...
牧野信一 「病状」
...あるいは随分このままで圓朝の舌をとおして聴かされるときは物凄かったものかとおもい直される...
正岡容 「我が圓朝研究」
...風に煽(あふ)られた火は大蛇(だいじや)の舌のやうにペロリ/\とお軒先を甜(な)めてまゐります...
宮原晃一郎 「拾うた冠」
...えらい形相をして舌打ちをしたまま...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...俺の舌はこんな舌であつたか...
村山槐多 「悪魔の舌」
...僕の所を煩悶解決所と心得て一人で喋舌って帰るのでね」なぞとズバズバやるので...
夢野久作 「近世快人伝」
...無量の感慨――一念の光(けいこう)――眼に漲(みなぎ)って黙礼の会釈は舌火を飛ばすに優る凄味...
吉川英治 「剣難女難」
...心の奥で舌打ちに似た気もちがうずいた...
吉川英治 「平の将門」
...かかる悲運に立ち至ろうとはです」小次郎は耳を紅くしているかと思われるような語気で演舌するのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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