「舌」の意味
口の中の器官
小説での「舌」の使い方
...舌は動かなかった...
芥川龍之介 「神神の微笑」
...百舌鳥も孤独だが...
種田山頭火 「其中日記」
...舌や口蓋や鼻腔(びこう)粘膜などよりももっと奥の方の咽喉の感覚で謂(い)わば煙覚とでも名づくべきもののような気がする...
寺田寅彦 「喫煙四十年」
...新漬の沢庵に辛い舌鼓を打ちやきいもの甘いけぶりに頬をやく方々は練馬大根や川越藷と同じく武蔵野の土の産物なる『みゝずのたはこと』の一本を身近に具えて時々其一二葉を咀嚼し恒に真に新な生活の趣味を噛み出して下さい...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...何故あの火の中へ飛び込んで同じ所で死ななかったのかとウィリアムは舌打ちをする...
夏目漱石 「幻影の盾」
...自宅(うち)にいると皮肉やで毒舌で...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...松茸と舌平目のピラフ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...だんだん舌が硬ばって痺れてきた...
正岡容 「寄席」
...ようあんな下卑たことを大きな聲で喋舌(しやべ)つて...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...この大事件で舌がほぐれて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...私は舌をあらしているのに懲(こり)もせず...
水野葉舟 「遠野へ」
...色々な事を饒舌(しゃべ)っているが...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...お饒舌(しやべ)り共奴が...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「駆落」
...黙ろうとする自分をよく饒舌らせてくれたことだった...
横光利一 「旅愁」
...それを焔の舌先へ持って行って...
吉川英治 「江戸三国志」
...みだりに無用な舌の根をうごかし...
吉川英治 「三国志」
...舌打ちするように四絃(しげん)を一ツぴしゃッと撥(はら)ッて...
吉川英治 「私本太平記」
...同時にまた、父の遺骸を、山の墓地へ持って行くのに、一人の力では運ばれないから、死骸を両断して持って行こうという――この童子の剛胆な考え方に、舌を巻いて、しばらくその顔を見つめてしまった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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