...伊太利も豈夫(まさか)にウヰダやロンブロゾが舌を吐いて論ずるほど疲弊してもおるまいが...
内田魯庵 「犬物語」
...新説の提唱をなすが如く思いて意気揚々(ようよう)として舌を揮(ふる)う...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...口か舌かを螫(さ)されたと見え...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...そして饒舌で酒飲だ...
豊島与志雄 「慾」
...この別荘の主人は娘の舌を通じて隠然賞罰の権を握っていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...何人(なんぴと)も舌をまいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...舌を捲いて躍(おど)り上りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...尤も饒舌らねえのだから解らねえといへば解らねえやうなもんですがね」女房は更に「どつちにした處で生殺で罪は罪でさね...
長塚節 「おふさ」
......
長塚節 「長塚節句集」
...「ホホホホ一人で饒舌(しゃべ)って……」と藤尾の方を見る...
夏目漱石 「虞美人草」
...奎斎先生舌を巻きます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...先刻百松さんと一緒に兩國の方へ行きましたよ」お饒舌(しやべり)らしい小女は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...舌なめずりしてあたかもごちそうを探すかのようだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...舌を現し、ヨダレを出し、笑ひ、自分の拳で、自分の頭をコキンと殴り、妙な踊りををどり、空を蹴る(破れ靴が虹のやうに飛んで、眼の下の川に落ちた...
牧野信一 「朝居の話」
...舌が硬ばってなにも云うことができず...
山本周五郎 「契りきぬ」
...その第一條は「舌を洗ふために」である...
吉川英治 「折々の記」
...女々(めめ)しいやつ)思わず舌打ちが出た...
吉川英治 「新書太閤記」
...四フランスやイタリアの作家には饒舌が眼につく...
和辻哲郎 「生きること作ること」
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