...また文明は都会生活から興るというのでありますが...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...しかし近世國學が興るに及んでは...
武田祐吉 「古事記」
...ここに目録學が始めて興ることになつた...
内藤湖南 「支那目録學」
...最初今の佛教などの興る前に...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...それから又新しく興る國は...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其二)」
...一の新しいジャーナリズムが興る毎に...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...これに比べてはまるで死人のように見えるだろう――ちょうど生きた言葉に比べては書物が死物に等しいと同じように! やがてロシアの国民運動が興るだろう……そして...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...古語に衣食足りて礼譲興ると言う...
福沢諭吉 「新女大学」
...後(のち)キリスト教興るに(およ)びこれを復活の印相としたという...
南方熊楠 「十二支考」
...寛政八年藩校進脩館の興るに当つて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...禅学廃して宋学起り宋学盛んにして陽明学興る...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...武者修業の風が興ると共に...
吉川英治 「折々の記」
...そして新しい天子が晋魏(しんぎ)の地方に興る兆(きざ)しではあるまいか...
吉川英治 「三国志」
...風雲の依って興るところ...
吉川英治 「三国志」
...興る者、亡ぶ者、春去れば秋の来るように繰りかえしている地上の相(すがた)です...
吉川英治 「新書太閤記」
...人の興るところ上にありというが...
吉川英治 「新書太閤記」
...覇道(はどう)を倒して興るものはまた覇道政治だ...
吉川英治 「親鸞」
...とまれ、清盛亡きあとの、平家も哀史一路をたどるのではありますが、興る源氏も、これを大観すれば、決して祝福されてはおりません...
吉川英治 「随筆 新平家」
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