...つまりそこには科学が興るような時勢の動きのあったことが...
石原純 「マイケル・ファラデイ」
...定軍山の霧は晴れ陽の渡り月は澄み赤符再び世に出でゝ興るべかりし漢の運...
土井晩翠 「天地有情」
...復た興ることになつた一つの機會で...
内藤湖南 「支那目録學」
...最初今の佛教などの興る前に...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...その興るに当っては人の之に意を注ぐものなく...
永井荷風 「巷の声」
...その代りとして興るべき新しい風景に対する興味は今日においてはいまだ成立たずにいるのである...
永井荷風 「日和下駄」
...武士があって武士道が興るのは歴史的の順序と思われるが少しく歴史の隠れたる力を研究したなら...
新渡戸稲造 「平民道」
...(前に言った唯美派や芸術至上主義の興る理由が...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...古語に衣食足りて礼譲興ると言う...
福沢諭吉 「新女大学」
...禅学廃して宋学起り宋学盛んにして陽明学興る...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...そして新しい天子が晋魏(しんぎ)の地方に興る兆(きざ)しではあるまいか...
吉川英治 「三国志」
...――一人除けばまた一人が興る...
吉川英治 「三国志」
...風雲の依って興るところ...
吉川英治 「三国志」
...興る者、亡ぶ者、春去れば秋の来るように繰りかえしている地上の相(すがた)です...
吉川英治 「新書太閤記」
...人の興るところ上にありというが...
吉川英治 「新書太閤記」
...覇道(はどう)を倒して興るものはまた覇道政治だ...
吉川英治 「親鸞」
...新しいものが興ることはそれだけずつ...
吉川英治 「親鸞」
...国力の興るも亡ぶも...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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