...彼は至誠の信念を持っている...
...至誠感を持って対応することが大切だ...
...試験での至誠の心が高得点につながった...
...至誠の気持ちで彼女の心を掴んだ...
...至誠を尽くして、悔いのない人生を送りたい...
...至誠(しせい)を以(も)ってこれを信じその道を尽し...
田中貢太郎 「神仙河野久」
...至誠の一貫が伴ふならば...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...至誠なる信義を現わさんがためなり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...至誠にして動かざるは古(いにしえ)より未だこれ有らず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...「吾等は至誠一貫職分を楽み身を以て範を示し師表たるの本分を完うせむことを期す」ということに一決したのである...
戸坂潤 「社会時評」
...然れども公は唯だ至公至誠を以て時局に處し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...血迷っておるし――ええと帝(みかど)おもう至誠の弓を一筋に引きて返らぬ武士(もののふ)の道為王事水戸脱藩士 柴山壮蔵源正忠わしの字は拙いの...
直木三十五 「南国太平記」
...本郷の至誠堂という取次店がこれを扱ってくれたが...
中里介山 「生前身後の事」
...必ずしも蛮勇と僥倖(ぎょうこう)とのみは言えない――ドコかに一片の至誠の人を打つものがあり...
中里介山 「大菩薩峠」
...至誠心(しじょうしん)と申候...
中里介山 「法然行伝」
...この至誠殉法の一語は...
穂積陳重 「法窓夜話」
...司直の明吏が至誠己を空(むな)しうして公平を求めたることは...
穂積陳重 「法窓夜話」
...源氏は大臣の息子や孫以上に至誠をもってあとの仏事や法要を営んだ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...翠雲院蘭室至誠貞順大姉...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...全く憂国之至誠より出でたる事と察せらる...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...その人の真剣味や至誠の力が相手を動かし得るものなのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...いたずらに煩雑な法を用いずとも至誠をつくして占筮をなしたらば一念こって神に通じ...
横光利一 「馬車」
...必定(ひつじょう)して至誠により信心による...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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