...小説乃至芸術としては...
田山録弥 「雨の日に」
...ただ惜しいことには至芸にのみ望み得られる強い衝動が欠けていた...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...ただその美術的乃至芸術的認識の機構分析が充分でないために...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...この際批評の対象を文芸乃至芸術に限る理由もないので...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...之が取りも直さず科学(乃至哲学)と文学(乃至芸術)との区別と平行関係とを示している...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...文芸乃至芸術プロパーに就いて口を利く権利はないだろうが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...文学乃至芸術に関する考察になると一等顕著に明白になる...
戸坂潤 「思想としての文学」
...文芸乃至芸術一般では何よりも何かの意味での主体が最後の最底の関心であるのが当然だからだ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...さて文学乃至芸術に於ける主体の問題...
戸坂潤 「思想としての文学」
...例えば自然科学と文学乃至芸術だろう...
戸坂潤 「辞典」
...ヴォルフのこのフィロロギーは更に一般の文芸理論乃至芸術理論とも交叉している(例えばボーザンケトの美学史を見よ―― B. Bosanquet, A History of Aesthetic. Chap.)...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...今までのブルジョア認識論は文芸的(乃至芸術的)認識を認識として考えても見なかったので...
戸坂潤 「日本の民衆と「日本的なるもの」」
...文芸理論乃至芸術理論が事実上あまり確実な前進をしていないことは認めねばならぬ処であり...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...至芸の人の言である...
豊島与志雄 「文学以前」
...彼の至芸による矢の速度と狙いの精妙さとは...
中島敦 「名人伝」
...歌舞伎の至芸などというものも...
中谷宇吉郎 「吉右衛門と神鳴」
...綱を揺ぶった弾(はず)みで、足が宙に浮き、お鈴の至芸でも、どうすることも出来なかった様子です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...団菊以外の名優連いまも目に残るその至芸明治の名優といえば団菊左に止めを刺すようだが...
山本笑月 「明治世相百話」
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