...唯好句の然(とうぜん)と懐に入る至楽を守つてゐる...
芥川龍之介 「僻見」
...苦行乃至楽行に較べて...
生田長江 「ニイチエ雑観」
...希望と歓喜と至楽の先駆者...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「結婚と恋愛」
...苦境は一変して至楽の天国となり...
井上円了 「おばけの正体」
...人間至楽江湖老...
夏目漱石 「思い出す事など」
...天下の至楽(しらく)である...
夏目漱石 「草枕」
...是(こ)れ相(あ)い与(とも)に春秋冬夏(しゅんじゅうとうか)四時(しいじ)の行(こう)を為(な)すなり」(『荘子』「至楽篇」)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...寐(ね)る時往々にして至楽の境にあり...
山路愛山 「唯心的、凡神的傾向に就て(承前)」
...用いて尽きず施して足らざる事なき大歓喜の至楽を享(う)けられむ事を希望して息(や)まぬものである...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...人生の至楽はいかばかりでしょう...
吉川英治 「三国志」
...人生の至楽は、成るか成らぬかの苦しい境にあるとみずから称している所以(ゆえん)でもある...
吉川英治 「新書太閤記」
...それよりは、草ふかくとも、平和な田舎に住み、月明りに源氏を読み、秋日に画筆をとり、雪の夜に、歌など作っていられたら、至楽、これに越すものはあるまい...
吉川英治 「新書太閤記」
...人生の至楽(しらく)...
吉川英治 「新書太閤記」
...人間の至楽を極めるかのような閑日にあってもである...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...人間の至楽はこの鍋の中に尽きるといわないばかりに...
吉川英治 「宮本武蔵」
...人生至楽の季節である...
吉田絃二郎 「八月の星座」
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