...又自家の文化を愛す可き途が...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...自然のあらゆる形況を愛する国民はいない...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...国家を愛するものなり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...珠子にかねて愛する男があったとは...
海野十三 「大脳手術」
...白河のせゝらぎの方を私はどんなに愛すでせう...
竹久夢二 「砂がき」
...汝等おのれを愛するが如く...
太宰治 「苦悩の年鑑」
...愛する女子ならその女子の為めに犠牲になれぬということはあるまいじゃ...
田山花袋 「蒲団」
...自分の若々しい力を愛するばかりなんだ……なあ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...愛すべきおごそかな調子でそれらのことを嘲笑(あざわら)った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...よく見るとはなはだ愛すべきものであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今も猶我をば愛す...
中原中也 「ヂェラルド・ド・ネルヴァル」
...愛する所は成すべからざる事をも成さむと欲する性あり...
西周 「情智關係論」
...彼はその国を愛するためにその国の短所を指摘して...
新渡戸稲造 「真の愛国心」
...彼は文学をより愛するに及んで...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...神話を愛する者は或る意味では歴史家であるとも云ひ得よう...
三木清 「歴史哲學」
...それはただ現在の薫中将が熱情をもって愛する人がないからであろうと思われる...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...君を愛すなどという言葉も千鶴子に使いたくないのも...
横光利一 「旅愁」
...自然を愛すると云ふ日本人に却(かへ)つて是丈(これだけ)の植物を保護する心掛(こゝろがけ)は無い様である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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