...証明書に自署することが必要です...
...彼は手紙に自署する前に変更点を確認しました...
...公文書には必ず自署と印鑑が必要です...
...法律上、自署と偽署の違いは重要です...
...契約書には一部を除き、すべてのページに自署が必要です...
...自分の被る麥藁帽の裏絹へ數多く書かせた藝者や女郎の自署であつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...姓名それに職業までも自署させたには一驚したのであった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...そして日月雲の三字は皆已に験(しるし)があったので、雷州へ往ってからは深く自ら戒懼(かいく)して、決して悪いことをしなかったが、二年目になって総官府に上申する事件ができて、部下の官吏が書面を持ってきたので、それに自署して、雷州路録事何某と書こうと思って、筆を持って雷という字を書きかけたところで、風が吹いて紙をあおり、雷の字の下へ尻尾が出来て、それが電という字になった...
田中貢太郎 「富貴発跡司志」
...目ざまし草に一々歌(うた)及(および)俳句(はいく)を自署(じしょ)したものであった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...このペンで彼が一枚の紙の隅に自署するだけでたりるし...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...彼女は自分の写真帳(アルバム)に彼の自署を求めた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それに該当するような書物をお持ちでしたら小生の許(もと)までお届け下さればいつでもその証明自署をしてあげる...
中里介山 「生前身後の事」
...彼はもとより其自署を否認するやうなことを敢てしなかつた...
平出修 「逆徒」
...例えば牧野翁とか牧野叟とかと自署し...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...維新前の自署は皆「石川成章」若くは「石川章」である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...亦石川成章の自署を留めてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは又特に旗山が「三郎」と自署して...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...翁は其(その)詩集「触手(しよくしゆ)ある都会」を其(その)初めに自署して予に与へられた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...二夫人は各自の写真に自署したのを携へて来て私に恵まれた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...そこへゆくと、純粹藝術派の田能村竹田などは、三十にして隱遁し、四十一二歳の年には、書簡にも、田翁だの、竹田叟などと、自署してゐる...
吉川英治 「折々の記」
...叟だの翁だのと自署してゐるし...
吉川英治 「折々の記」
...相違アル可カラズ”という自署の安堵状(あんどじょう)などを諸武士へ発行しているという...
吉川英治 「私本太平記」
...神前で、三名は、自署したうえ、血判をした...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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