...或は自白する如く...
石川啄木 「雲は天才である」
...民衆批評家は作品の客観的価値よりはむしろ自分の眼の批評をするのであり自分の要求を自白する...
寺田寅彦 「帝展を見ざるの記」
...人間の顔がこんなにありありと自白するところは...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...あんな風をつらあてがましくやっているように思われて仕方がないんだよ」「まさか」自白すると自分はこの問題を母ほど細(こま)かく考えていなかった...
夏目漱石 「行人」
...自白すると、突然兄から捕(つら)まって危く死地に陥(おとしい)れられそうになったのも、実はこういう得意の瞬間であった...
夏目漱石 「行人」
...しかし自白すると...
夏目漱石 「こころ」
...当人がそう自白するくらいだから事実に違ない...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...自白するが、僕はそれまでに何度も後(うしろ)を振り返って見ようとしたのである...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...人の気がつきもしないのに自分の口から足がガクガクしたと自白する...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...二人の立ち廻りは今姉の自白するように受身のものばかりでは決してなかった...
夏目漱石 「道草」
...しかしその子供の前にわが非を自白する事は敢(あえ)てし得なかった...
夏目漱石 「道草」
...吾輩は自白する...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...自己の醜を自白するのはなかなか見上げたものだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...自白する犯罪よりはるかに大なるものである事は当然です...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...よくうその事実を自白する人間のある事は君だってきいてるだろう...
浜尾四郎 「正義」
...告廻鎌倉中者有之可謂不思議云々然後日所令風聞彼時刻也これ明に此記事の追記たることを自白するものなり以上述ぶる所によりて推論せば...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...不思議な病症を見ては神経の作用だと言い捨つるは実際説明でなく解らぬと自白するに同じ...
南方熊楠 「十二支考」
...世には知識よりもむしろ推量の上に立っていると自白する学芸が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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