...自白すると自分の如きも昔二十幾人の教師に教を享けたるに不拘(かゝはらず)...
石川啄木 「葬列」
...人間の顔がこんなにありありと自白するところは...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...だれに強(し)いられて自白するのかと私にお尋ねなさる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それを自分だけの感想に止(とど)めないでここに自白するが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...自白すると僕は若い女ことに美くしい若い女に対しては...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...人間でありながら人間の用をなさないと自白するくらいの屈辱として...
夏目漱石 「明暗」
...兄さんは今改めて自白する...
夏目漱石 「明暗」
...自白すると余は万年筆に余り深い縁故もなければ...
夏目漱石 「余と万年筆」
...自己の醜を自白するのはなかなか見上げたものだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...天下が治まらぬというごとき卑怯(ひきょう)の意志あることを自白するにほかならぬ...
新渡戸稲造 「自警録」
...よし南洋の男が犯行を自白するようなことがあったとしても...
橋本五郎 「撞球室の七人」
...自白する犯罪よりはるかに大なるものである事は当然です...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...よくうその事実を自白する人間のある事は君だってきいてるだろう...
浜尾四郎 「正義」
...蓉子を知っている僕は彼女が素直に自白するとは信じなかった...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...自白する妻の前で私は歎願しました...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...しかも何人もこれを行ったのを自白するのを恐れる者はない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...道教の信徒が老子を李耳などいはば眞の其徒でないと自白するに等し(阿毘達磨大毘婆沙論一八一)...
南方熊楠 「再び毘沙門に就て」
...隣人が「それは自分だ」と二声(ふたこゑ)自白する間に両方の顳(こめかみ)を悠然と一刀づつ刺す...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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