...砂粒が自然のままに落ち着いている時は...
寺田寅彦 「夏の小半日」
...池は自然のままに放置されて泥深く...
豊島与志雄 「樹を愛する心」
...しかしその後で庭はまた自然のままになって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自然のままに任せたい...
豊島与志雄 「反抗」
...自然のままに振舞いさえすれば...
夏目漱石 「それから」
...これはまさしく頭のあんまり鋭敏ではない人間がその品物を自然のままに並べようとして自然にやりそうな配置だね...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...しかしごく自然のままに取り扱われた笑い声以外に...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...却つて自然のままに生きることである...
三木清 「人生論ノート」
...自然のままに生きることが隱れるといふことであるほど...
三木清 「人生論ノート」
...却(かえ)って自然のままに生きることである...
三木清 「人生論ノート」
...自然のままに自分の寛大さを大臣に知らしめようと源氏は決めて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...君の感覚も神経も其処(そこ)で自然のままに曝され試(ため)され鋭く削られて来た...
室生犀星 「愛の詩集」
...きわめて率直に自然のままに行動する子供たちが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自然のままに凡てを委ねるもの...
柳宗悦 「雑器の美」
...自然のままに凡てを委ねるもの...
柳宗悦 「民藝四十年」
...稲が自然のままに生育する所がクミ...
柳田国男 「故郷七十年」
...自然のままにまかせていたのだから面白い...
柳田国男 「こども風土記」
...自然のままにばらばらに営まれているだけでは現実の「国力」にはならないが...
矢部貞治 「政治学入門」
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