...自国語で話すことが得意だ...
...英語支配に対応するために、自国語の力を強めることが求められる...
...自国語の本にする気はなかつたのである...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...そうして彼らの北方の同胞がかつて為さなかった所の自国語で以て金石文を書くことさえなしました...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...日本の楽壇に沢山の弟子を送り出して、日本人の奥さんを持ち、自国語同様、巧みに日本語を操り、そして東洋の風習を愛し切っている、この七十に垂(なんな)んとする老教授が、日本に骨を埋めるであろうことは、もはや誰の眼にも明らかなところでしょうが、教授は終戦後の変り果てた、祖国独逸を久しぶりに訪問していられるのでした...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...非常に驚くべき自由――おお! 感謝すべき自国語の特権よ!――をもって談じかつ笑っているのだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...ああいうぶしようのかたまりみたいな連中が自国語以外の言葉を習つたりするもんですか...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...それを自国語に翻訳するのに異議を抱くものでもない...
戸川秋骨 「翻訳製造株式会社」
...自国語を聞きフランスのうちに逃げ込みたいという...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自国語を操ると異ることなく...
新渡戸稲造 「国際聯盟とは如何なものか」
...自国語にないものは自国語にあるものに換えてしまうのが常である(英語の stick をステッキとしたなど)...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...自国語による簡単な二...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...かの詩人にして学者なるポリシアン19の美しい悲劇「オルフェーオ」(イタリアの最初の自国語の悲劇)の一ページをめくると...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...自国語で読み書きすること...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...ウクライナ地方の自国語で書くことは許されず...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...わたしはそれらについて自国語で語るのである)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自国語を以て強弁し...
夢野久作 「暗黒公使」
...西洋に帰ってから自国語で演出して見ようというような熱心家が出て来た...
夢野久作 「能とは何か」
...その他の者は皆それぞれ自国語で左翼の話をしていた...
横光利一 「旅愁」
...近世の初めにラテン文からの解放を望んで自国語の文章を書き始めた時...
和辻哲郎 「孔子」
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