...とかく人間は自分勝手な虫のいいことばかり望んでいたのでした...
石原純 「ロバート・ボイル」
...ふだん自分勝手な...
海野十三 「火星兵団」
...之(これ)は非常に自分勝手な...
太宰治 「ろまん燈籠」
...ただの科学者から見るとごくごく狭い自分勝手な視角から見た管見的科学論としか思われない...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...もちろんこれは自分等の年輩のものの自分勝手な見方ではあろうが...
寺田寅彦 「明治三十二年頃」
...何でも自分勝手な事をしてしまうんだよ...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...今越前から来て居るのをソツチのけにして置て自分勝手な話し斗りするとは怪しからぬ...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...自分勝手なことをして平氣だけれど...
林芙美子 「濡れた葦」
...そうやって私は自分勝手なことばかりやって...
堀辰雄 「幼年時代」
...断然駄目だよ――と云へたならば何んなに愉快なことだらう……などゝ彼は飽くまでも自分勝手な愚痴に低迷した...
牧野信一 「小川の流れ」
...自分勝手な例を引くならば...
三好十郎 「恐怖の季節」
...そんな自分勝手な法が――...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...人間の理性がいかに自分勝手な曖昧な道具であるかという問題を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そんな自分勝手なことがありますか」「おれは自分の勝手でこんなことを云ってるんじゃねえんだ」「じゃあ...
山本周五郎 「ちゃん」
...自分勝手な人に好意を持っているのが...
山本周五郎 「風流太平記」
...以上……私は自分勝手な理由の下に...
夢野久作 「江戸川乱歩氏に対する私の感想」
...大人は自分勝手な秘密をいくらでも持ちながら...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...自分勝手な興味を中心に書いている状態です...
夢野久作 「涙香・ポー・それから」
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