...楽長が自分の位置についた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人々は芝居小屋にでもはいったかのように各自に自分の位置を選む...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分があるべき自分の位置からはずれている時...
中井正一 「生きている空間」
...初めて自分の位置と町の方角とを覚(さと)つた...
永井荷風 「すみだ川」
...現在の自分の位置に就いての自覚が無いのである...
中島敦 「光と風と夢」
...ただそれだけで自分の位置をきめる訳に行かなかった...
夏目漱石 「明暗」
...僕(しもべ)を自分の位置に高めるか何(いず)れにしても並行さして友と呼だキリストは豪(えら)いに相違ない...
新渡戸稲造 「イエスキリストの友誼」
...助けて下さい」お仲は自分の位置の恐ろしさを判然(はつきり)覺つたものか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...助けて下さい」お仲は自分の位置の恐ろしさを判然(はっきり)覚ったものか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自分の位置からは御姿を拜する由もなかつた...
羽田亨 「賢所御神樂の儀」
...真名古に通知してやった自分の位置から...
久生十蘭 「魔都」
...自分の位置に戻つて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...環付螺釘(リング・ボールト)につかまっている自分の位置から離れることを承知しないのです...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...家中の面々はそれぞれ自分の位置に佇立(ちょりつ)した...
本庄陸男 「石狩川」
...張は、予期しなかった敵にぶつかったのと、峰(みね)谷々のすさまじい鬨(とき)の声に、「はてな?」と、自分の位置を、危惧(きぐ)し出した...
吉川英治 「三国志」
...なんでもできる自分の位置でいながら...
吉川英治 「私本太平記」
...客の容子(ようす)や灯りの数や自分の位置がどういう辺りにあるかを勘で見ているらしい面持ちであった...
吉川英治 「親鸞」
...洛中の情勢も平穏だし、院のお覚えもよいし、すべてが好転しているかのように、自分の位置を、ひとまず、安心しきって来た...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??