...我ら二個(ふたり)して共に審判(さばき)に臨むべからず」と三十二節に言う...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...一度死に臨んだ時は...
田山録弥 「ある日」
...臨終には間に合わず...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...民衆の君臨を望んでいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...大難に臨んでいささかの興奮の色も無い孔子の容(すがた)を見ては...
中島敦 「弟子」
...住んでゐたのは野田寺町の照月寺(字は違つてゐるかも知れない)の真ン前、犀川に臨む庭に、大きい松の樹のある家であつた...
中原中也 「金沢の思ひ出」
...臨時に雇った看護婦も出かけて...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...血に飢えたナイフが臨んで居ります...
野村胡堂 「古城の真昼」
...咸臨丸はその時(万延(まんえん)元年正月...
服部之総 「咸臨丸その他」
...臨終の祈祷も終油も受けず...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...いよいよ臨終といふ際に...
堀辰雄 「伊勢物語など」
...それはいろいろな場合に臨んで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これにあっては塚の神の信仰となりこの徒またこれを挿んで田舎人に臨んだらしいことである...
柳田國男 「地名の研究」
...臨時の祭場が出来るのである...
柳田國男 「祭のさまざま」
...それを臨終と聞いてもみまわなかったとすれば...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...斜めに大地へのめり込んだが一刀流錬磨の機智――その木剣を流れ身のまま重蔵の足許臨んで地摺りに払った...
吉川英治 「剣難女難」
...せっかく宝の山に臨みながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...聖霊降臨祭の後には日本人のイルマンが行って四十日ほど働いた...
和辻哲郎 「鎖国」
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