...軈(やが)て膳部が運ばれた...
石川啄木 「菊池君」
...同時に膳部(ぜんぶ)の仕度の音...
海野十三 「新学期行進曲」
...お膳部がかりの下働きお稲をたばかってこれまたにげださせ...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...御膳部(ごぜんぶ)も出(で)ました...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...して膳部の頭(the Seneschal)サー...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...そのお膳部を差置いた間(ま)の外を通りますと...
中里介山 「大菩薩峠」
...近所へ一人前づつでも膳部を配つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...膳部係の者によく申聞けて...
野村胡堂 「礫心中」
...客の饗応(きょうおう)に出された膳部(ぜんぶ)にもおもしろい地方色が見えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いま眼の前にあるゆたかな膳部からみればかなしいほど貧しいものだ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...次に光辰が膳部に向うと...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...早く厨(くりや)の膳部の者へ...
吉川英治 「新書太閤記」
...丹精(たんせい)こらした膳部です...
吉川英治 「新書太閤記」
...膳部やしとねの用意をもうけ...
吉川英治 「新書太閤記」
...常の御膳部の量を...
吉川英治 「平の将門」
...膳部を退(さ)げた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...三膳部(ぜんぶ)や...
吉川英治 「松のや露八」
...山の屋敷にしては、贅沢な膳部が、燭の媚(なまめき)に見まもられていた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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