...私は今日の昼食に膳椀に入ったおそばを食べました...
...おばあちゃんが私に膳椀を渡してくれた...
...この膳椀は手作りで、木の温かさが感じられます...
...冬になると、膳椀に温かいお味噌汁が入ると美味しいです...
...膳椀を洗う時は、しっかり汚れが落ちるように注意してください...
...覚束(おぼつか)ない行燈の光の中に、象牙の笏(しやく)をかまへた男雛(をびな)を、冠の瓔珞(やうらく)を垂れた女雛(めびな)を、右近の橘(たちばな)を、左近の桜を、柄(え)の長い日傘を担(かつ)いだ仕丁(しちやう)を、眼八分に高坏(たかつき)を捧げた官女を、小さい蒔絵(まきゑ)の鏡台や箪笥を、貝殻尽しの雛屏風を、膳椀を、画雪洞(ゑぼんぼり)を、色糸の手鞠(てまり)を、さうして又父の横顔を、……夢かと思ふと申すのは、……ああ、それはもう前に申し上げました...
芥川龍之介 「雛」
...従ってそれらの部落で膳椀(ぜんわん)の代りに木の葉を用いたのが...
淡島寒月 「梵雲庵漫録」
...襷(たすき)をした女がしきりに膳椀(ぜんわん)を洗っている...
田山花袋 「田舎教師」
...薬鑵や膳椀を揃えた...
豊島与志雄 「特殊部落の犯罪」
...竜宮の膳椀というのが...
豊島与志雄 「竜宮」
...ちょっとした鍋俎板(まないた)庖丁膳椀皿なども用意しているので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...茶の間に近き六尺は膳椀(ぜんわん)皿小鉢(さらこばち)を入れる戸棚となって狭(せま)き台所をいとど狭く仕切って...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...膳椀も一日のうちに運び入れて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...膳椀も一日のうちに運び入れて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...膳椀(ぜんわん)も布團も立派に使へるものばかり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...薬包紙(やくほうし)膳椀の箱やら金屏風やらあわててゴタゴタと運びこんだ土蔵の中に蒲団を敷いて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...婿取りの振舞ほどに古風な膳椀を押並べ...
久生十蘭 「生霊」
...内地の人民は三度の食事するに毎人に膳椀と箸とを備へて...
福沢諭吉 「帝室論」
...帰るさには膳椀(ぜんわん)を借り燗瓶(かんびん)杯洗を調(ととの)え...
宮崎湖処子 「空屋」
...もつと膳椀を綺麗に滌(あら)はせるやうにせい...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...膳椀(ぜんわん)を買う...
森鴎外 「鶏」
...その次の間には朱と黒との膳椀(ぜんわん)をあまた取り出したり...
柳田国男 「遠野物語」
...行きて膳椀の類を持ち来(き)たり長者にならんとて...
柳田国男 「遠野物語」
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