例文・使い方一覧でみる「腰から下」の意味
スポンサーリンク...二沼の深みへはまり込んでしまって腰から下が氷に張りつめられ... 
犬田卯 「おびとき」
...薤（らっきょう）を二つ並べたように腰から下が裸体になってぬッと曝し出された...
谷崎潤一郎 「少年」
...そんな時には眞綿の如き純白の雲が腰から下を横樣に棚曳いたまゝ凝乎と動かずにゐる...
近松秋江 「箱根の山々」
...自分の腰から下が...
寺田寅彦 「柿の種」
...完全に発育している腰から下に裾（すそ）の広がった袴（はかま）を着けて...
寺田寅彦 「旅日記から（明治四十二年）」
...腰から下の姿がずんどうだった...
豊島与志雄 「無法者」
...女の洋装は胸の方が露出されているが腰から下は大丈夫だ...
永井荷風 「※［＃「さんずい＋（壥−土へん−厂）」、第3水準1-87-25］東綺譚」
...「あっ！」逃げようとする子供の足よりも、追いかけた波の方が早かったものですから、腰から下を、ズブリとぬらしてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...灯（ひ）が腰から下にあるんで...
夏目漱石 「坑夫」
...どうしても腰から下は田の中へ浸（つか）って...
夏目漱石 「門」
...腰から下を泥のように砕かれた雲水空善の手を取って...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...腰から下が寒天（かんてん）のやうに碎かれても...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...腰から下は生湿（なまじめ）りのまま...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腰から下は影のやうに消えてしまひ...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...腰から下のない病人の列があるいてゐる...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...私は腰から下がふわふわとして来る...
林芙美子 「新版 放浪記」
...一週に二度ぐらいは、軽井沢の新コースをクラブをかついでまわっているが、病後の体は、特に腰から下は、いっこう肉が付いて来ない...
吉川英治 「随筆 新平家」
...せいぜい見るのは腰から下ですが...
和辻哲郎 「土下座」
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