...同級生の腕節の強いのから酷められたりして...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...斯ういふキビ/\した腕節(うでつぷし)の野郎に一寸(ちよ)いと口を掛けて見たいのだ…………えツ...
内田魯庵 「犬物語」
...あの弱々しい老夫人には似合わぬ腕節(うでっぷし)であった...
海野十三 「太平洋魔城」
...腕節のつよそうなリキーに遠慮がちに...
海野十三 「太平洋魔城」
...相当腕節が強そうだが...
海野十三 「太平洋魔城」
...それに腕節(うでっぷし)の強い男を向うにまわして...
田中貢太郎 「春心」
...腕節の達者な大工が何人でもある」「小父さんはできんかよ」「できんことはあるまいが...
田中貢太郎 「放生津物語」
...お島は腕節(うでぶし)の痛みをおさえながら...
徳田秋声 「あらくれ」
...諸国から腕節(うでぶし)の利く奴も集まる...
中里介山 「大菩薩峠」
...腕節(うでっぷし)でも首の骨でも一堪(ひとたま)りもあるもんじゃねえ」「いやな奴だな」「全くいやな奴だ」「そんないやな奴がこの時勢に易者の真似なんぞをして...
中里介山 「大菩薩峠」
...「こんな腕節の強い野郎の首を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...木から堕ちて腕節外れると...
南方熊楠 「十二支考」
...その太い腕節(うでっぷし)にはみみずのような血管がふくれている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ルパンはこの時にとばかり拳骨を堅めてちょうど斧で打殴る様に敵の腕節(うでぶし)を発止と突き上げた...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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