...大分腕利きらしいが...
海野十三 「人間灰」
...正木署長が一隊の腕利きの警官をひきつれて駈けつけ...
海野十三 「蠅男」
...警視庁の腕利き刑事の一団であった...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...歐羅巴でも最も腕利きの外交官の一人だと言はれてゐる人物です...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...そしてこのマルセ・モネス探偵は西班牙中でも最も名声のある一流の腕利きであるということをも...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...關東一帶の腕利きばかりを集めたと謂はれる...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...彼は腕利きの、報酬の高い、有名な辯護士をやとって、費用の點は少しも惜しまなかった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...甲府で名うての腕利きの老石工でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...その方では名うての腕利きであったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...親分は江戸中で評判の腕利き...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それほどの腕利きも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なか/\の腕利きと噂され...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そのまますっ飛んで社へ帰ると、社会部の腕利き、早坂勇――腕利きというよりは、足利きといった方がいいかも知れません――忠実で、根気がよくて、早坂は足で種を取ると言われた男ですが、これに大体の筋を打ち開けて、浅草の人造金の指環を売って居た、汚らしい西洋人を探し出してくれと頼みました...
野村胡堂 「呪の金剛石」
...妹の家の厨司は腕利きで...
長谷川時雨 「北京の生活」
...腕利き勝負師が現実を見て言いそうなことだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...米花などという腕利きの一座を率いて多年の活躍...
山本笑月 「明治世相百話」
...百余名の腕利きの川並が水防組の揃いの袢纏(はんてん)で...
山本笑月 「明治世相百話」
...その他三人の腕利きが加わっていた...
吉川英治 「剣難女難」
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