...腐りたる蒸氣の中にありて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...荒れ果てた草原に牛や馬の骨が乱れ転ってある傍に腐りかかった猫の屍骸が横たわり...
丘浅次郎 「いわゆる自然の美と自然の愛」
...(讃美歌第四百七十六)腐り船鼻もちならねえ...
竹内浩三 「泥葬」
...洋服の中に腐りかけた泥がいっぱいだぶだぶたまって...
太宰治 「喝采」
...馬場とふたりで腐りかけた雨戸をがたぴしこじあけた...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...飲料水が腐りかけましたよ」陳君は...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...しかし、すっかりもう朽ち果てて、床は腐り、床板はぐらついて、用材からは湿っぽい臭いがしていた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...壁の上には時を経て釘(くぎ)がとれ腐りかかってる格子細工が残っていて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...腐りかかった飯を...
直木三十五 「大阪を歩く」
...また手柄をさらいに来たんじゃあるまいね」三輪の万七は近頃腐り切って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...家主がケチでトントン葺(ぶ)きが腐りかけてゐるんだもの...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...珍らしく腐り続けて居たのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...近頃は腐り切つて居る樣子です」「それ丈けではまだ誰の仕業とも見當をつけるわけに行かない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
野村吉哉 「鉄のシャフト」
...すでに我が心の腐りはしるく...
一葉 「暗夜」
...泥つきし枝のさきは蕾腐りて終に花咲くことなかりき...
正岡子規 「小園の記」
...あすこの石炭(すみ)の山の上にエムプレス・チャイナの青い金モール服を着たまんま半腐りの骸骨になって寝ていたんです...
夢野久作 「難船小僧」
...根太も土台も腐りかけている古い御家人屋敷へ...
吉川英治 「脚」
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