...能代塗(のしろぬり)の箸(はし)である...
芥川龍之介 「水の三日」
...福引の景品に、能代塗の箸は、孫子の代まで禁物だと、しみじみ悟ったのはこの時である...
芥川龍之介 「水の三日」
...能代塗の臭い箸が一膳で一組である...
芥川龍之介 「水の三日」
...ことごとく能代塗の臭い箸に当ったら...
芥川龍之介 「水の三日」
...そのうしろにひかえた六人の職能代表者を紹介した...
海野十三 「火星探険」
...やっと秋田県の東能代(ひがしのしろ)までたどりつき...
太宰治 「海」
...秋田を過ぎ東能代(ひがしのしろ)駅で下車し...
太宰治 「たずねびと」
...硯箱(すずりばこ)は能代(のしろ)塗りの黄いろい木地の木目が出ているもの...
田山花袋 「少女病」
...能代の浜で大変な騒ぎにぶつかってしまった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...四日目に能代へたどりつくと...
野村胡堂 「胡堂百話」
...能代の浜へ行った頃は...
野村胡堂 「胡堂百話」
...妻は能代(のしろ)の膳のはげかゝりて足はよろめく古物に...
樋口一葉 「にごりえ」
...妻は能代(のしろ)の膳のはげかかりて足はよろめく古物に...
樋口一葉 「にごりえ」
...能代(のしろ)の膳には...
広津柳浪 「今戸心中」
...(三月二十四日)羽後(うご)能代(のしろ)の雑誌『俳星』は第二巻第一号を出せり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...前に記した能代(のしろ)のものとが双璧(そうへき)であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...能代(のしろ)湊の眠流しは...
柳田国男 「年中行事覚書」
...それを日中から担(かつ)ぎまわるなどは秋田能代(のしろ)にも新潟にも宇都宮にもないことである...
柳田国男 「年中行事覚書」
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