...そこを出て来る時にはただ一入(ひとしお)の心のむなしさが残るばかりだった...
有島武郎 「或る女」
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石川啄木 「一握の砂」
...それよりも 色のない こゑのない かたちのない こころのむなしさ...
大手拓次 「藍色の蟇」
...叡智(えいち)のむなしさに就いて語った...
太宰治 「碧眼托鉢」
...嵐のあとのむなしさ...
種田山頭火 「其中日記」
...身心のむなしさを感じる...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...どうあろうと(74-100)むなしさよ(101-107)一瞬(ひととき)をいかせ(108-143)註解き得ぬ謎(なぞ)1チューリップのおもて...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...さてあとはいつまでつづく? おれの命!むなしさよ101九重の空のひろがりは虚無だ!地の上の形もすべて虚無だ!たのしもうよ...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...誰にも愛されなかつた一人の女のむなしさが...
林芙美子 「浮雲」
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逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...末尾の「私はその顔を見てゐるとそのむなしさに恐しくなつた...
牧野信一 「月評」
...そのくわだてのむなしさにゆがめられた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...そして結局人間の本性のむなしさを悟るならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...このむなしさを憎めるものこそ真の人間...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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八木重吉 「秋の瞳」
...よろこびのむなしさを劬(いたわ)り慰めるような...
山本周五郎 「さぶ」
...主君の期待にそえずに帰って来たむなしさがつらく...
吉川英治 「私本太平記」
...希望のむなしさに...
吉川英治 「新・水滸伝」
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