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石川啄木 「一握の砂」
...四月の日はほのほのむれのやうにはてしなく大空のむなしさのなかにみなぎりあふれてゐます...
大手拓次 「藍色の蟇」
...それよりも 色のない こゑのない かたちのない こころのむなしさ...
大手拓次 「藍色の蟇」
...家いつぱいに昇る日をまともに郵便を待つ・たづねてくれるみちの草だけは刈つておく・郵便やさんがきてゆけばまた虫のなくすこし風が出て畳へちつてくるのは萱の穂・ひとりひつび(マヽ)り竹の子竹になる・うれしいこともかなしいことも草しげる・生きたくもない雑草すずしくそよぐやあをあをと竹の子の皮ぬいでひかる・竹の子竹となつた皮ぬいだ・竹の子伸びるよとんぼがとまる七月二日曇、酔覚のむなしさ、はかなさ、終日読書...
種田山頭火 「其中日記」
...嵐のあとのむなしさ...
種田山頭火 「其中日記」
...それら無数の人々の間にある自分自身のむなしさを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
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中原中也 「在りし日の歌」
...本書に収めた一四三首はペルシア語の原典から直接訳したもので、テクストにはオマルの原作として定評のあるものだけを厳選し、また最近のイランにおける新しい配列の仕方に従って、「解き得ぬ謎(なぞ)」、「生きのなやみ」、「太初(はじめ)のさだめ」、「万物流転(ばんぶつるてん)」、「無常の車」、「ままよ、どうあろうと」、「むなしさよ」、「一瞬(ひととき)をいかせ」の八部に分類した...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...どうあろうと(74-100)むなしさよ(101-107)一瞬(ひととき)をいかせ(108-143)註解き得ぬ謎(なぞ)1チューリップのおもて...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...さてあとはいつまでつづく? おれの命!むなしさよ101九重の空のひろがりは虚無だ!地の上の形もすべて虚無だ!たのしもうよ...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
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逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...末尾の「私はその顔を見てゐるとそのむなしさに恐しくなつた...
牧野信一 「月評」
...そして結局人間の本性のむなしさを悟るならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...むなしいことのむなしさ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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八木重吉 「秋の瞳」
...よろこびのむなしさを劬(いたわ)り慰めるような...
山本周五郎 「さぶ」
...眠氣をこらへてゐるむなしさを見て...
吉川英治 「折々の記」
...主君の期待にそえずに帰って来たむなしさがつらく...
吉川英治 「私本太平記」
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