...彼女の言葉が胸を突くものであった...
......
饗庭篁村 「木曾道中記」
...なにか伝説のありそうな胸を突く嶮しい坂も登った...
田中英光 「箱根の山」
...胸を突くやうな坂...
田山録弥 「草津から伊香保まで」
...胸を突くような峯が一つあった...
豊島与志雄 「自由人」
...白雲はなんとなく胸を突くものがあるものですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...胸を突くほど急である...
夏目漱石 「永日小品」
...さッきから物蔭で、いさい残らず聞きすましていた道中師の伊兵衛、いきなり燕返(つばめがえ)りにお蝶のふところへ打(ぶ)つかッて行って、「もったいねえ、おれがもらっておいてやる」と、かの女の手にあった羊皮の表紙を引ったくッて、どんと、胸を突く...
吉川英治 「江戸三国志」
...その相手の胸を突く...
吉川英治 「親鸞」
...しかし特に私の胸を突く...
和辻哲郎 「停車場で感じたこと」
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