...或る人は餘りに奴隷ではないか? 或る人は餘りにペダンティックであるまいか? 又或る人は單なるエキゾティック趣味の追及者たるに止まるのではあるまいか? 甚だしきに至ると...
會津八一 「音樂に就いて」
...この先生味の勝った(ペダンティックな)システムは...
戸坂潤 「所謂批評の「科学性」についての考察」
...ペダンティックで教科書風に退屈な...
戸坂潤 「科学論」
...だから範疇論と云えば何かアカデミカルなペダンティックな言論だとさえ見えないでもない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ドイツの大学のペダンティックな文学書生は(之が今日のアカデミック・フールの先駆者である)...
戸坂潤 「思想としての文学」
...だが日常性というものはもっと日常的に(ペダンティックにでなく)本当に文学的に理解されなければならないのだ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...事実不必要なムツかしさを持った哲学(アカデミックでペダンティックな)もあるし...
戸坂潤 「思想としての文学」
...彼の初期のペダンティックな論文はそういう才能を充分過ぎる程証明している...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...文学研究を語学研究と取りちがえ勝ちな一つのペダンティックな錯覚である...
戸坂潤 「読書法」
...ペダンティックな教科書を用いて幾何や代数の教育をやることを...
戸坂潤 「読書法」
...今日のアカデミックな又ペダンティックな哲学が...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...ちょっとペダンティックで面白いかもしれないと...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...中国におけるすべてのことと同じように法医学もペダンティックを特徴とし...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...単にペダンティックな趣味のためであるならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ペダンティックな教養への反撥が作用してもいるのでしょうね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「甲寅叢書」の時は非常にペダンティック(衒学的)で...
柳田国男 「故郷七十年」
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