...ヒシヒシと胸にこたえる筈がない...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...春寒い風が胸にこたえるので...
種田山頭火 「其中日記」
...そのうちにギックリ胸にこたえる事があると器械の鏡から反射する光線がピクリと動く...
寺田寅彦 「話の種」
...鴨の羽音冴えかえって胸にこたえる...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...しみじみと胸にこたえるものがあって...
豊島与志雄 「悲しい誤解」
...直吉は何か胸にこたえるものがあって...
豊島与志雄 「土地に還る」
...よくよく胸にこたえるものがあったと見えます...
中里介山 「大菩薩峠」
...それだけ又強く胸にこたえるのだろう...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...胸にこたえる当惑だったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...われを生ましめたもうという御使命の声が胸にこたえる...
吉川英治 「親鸞」
...と言った哲人の言葉がしみじみと胸にこたえる...
和辻哲郎 「転向」
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