...しかし彼は熱心に本の背文字を読みつづけた...
芥川龍之介 「或阿呆の一生」
...背文字の金の燦爛(さんらん)たる...
泉鏡花 「婦系図」
...英語でもフランス語でもドイツ語でもない背文字があった...
江戸川乱歩 「悪霊物語」
...書架の上段にずらりとならぶ「群書類従」の背文字を...
野村胡堂 「胡堂百話」
...背文字でほほえみかけてくるようだ...
原民喜 「夢と人生」
...背文字のない雑誌形のものが過半数で...
牧野信一 「余話」
...背文字のない雑誌形のものが過半数で...
牧野信一 「余話(秘められた箱)」
...私の次の弟の静雄(海軍大佐・言語学者)に――これは書が上手だったので――扉と背文字を書かせ...
柳田国男 「故郷七十年」
...因みに『二葉亭全集』の表紙の背文字は三山居士の直筆であります...
山本笑月 「明治世相百話」
...最近では『饗庭篁村集』の背文字と扉が先生の直筆であります...
山本笑月 「明治世相百話」
...緑色の芝生の中で光る金色の背文字と白い頁を見て...
横光利一 「旅愁」
...いま書架に並んだ十冊の背文字をながめ...
吉川英治 「随筆 新平家」
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