...胆沢城(いざはじやう)(今の岩手県水沢町附近)を築いて鎮所となしたとあるが...
太宰治 「津軽」
...例えば、北上川のいま一つの支流、胆沢川は、カスリン台風から四ヵ月目の、翌二十三年一月十五日に雪解け洪水に見舞われ、さらに半年後の同年八月中旬のユーニス台風でも大出水を見、引き続いて九月中旬のアイオン台風による大氾濫を蒙ったわけである...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...胆沢街道を上って行ったかと思うほかなくなった...
久生十蘭 「奥の海」
...形が一番立派でかつ古格があるのは胆沢(いさわ)郡衣川(ころもがわ)村増沢(ますざわ)のものであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...陸中国胆沢(いさわ)郡衣川村増沢と正しくは呼ぶ...
柳宗悦 「陸中雑記」
...陸中胆沢(いさわ)郡姉体村または陸奥(むつ)二戸(にのへ)郡姉帯村などのアネタイなども...
柳田國男 「地名の研究」
...「雪の胆沢辺(いさわべ)」という簡単な一冊が残っている...
柳田国男 「雪国の春」
...胆沢郡徳岡の村上氏の家などにいたというので...
柳田国男 「雪国の春」
...とにかくにこの暮れのうちにはもう胆沢郡に引っ返していた...
柳田国男 「雪国の春」
...ここでも胆沢あたりとよく似たカセギドリがやってくる...
柳田国男 「雪国の春」
...胆沢郡六日入の鈴木家の囲炉裏のそばに...
柳田国男 「雪国の春」
...胆沢郡には掃部長者(かもんちょうじゃ)の物語...
柳田国男 「雪国の春」
便利!手書き漢字入力検索