...ちやうどかうした巨大胃の病人が食斷ちしたやうに...
薄田泣菫 「飛鳥寺」
...必ず胃痛下痢等を発する事となりたり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...何(なに)か胃(い)から頭(あたま)に突上(つきあ)げて来(く)る...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...越中富山の万金丹(まんきんたん)でも、熊の胃でも、三光丸でも五光丸でも、ぐっと奥歯に噛みしめて苦(にが)いが男、微笑、うたを唄えよ...
太宰治 「HUMAN LOST」
...三十余時間ぶりに御飯がはいつたので胃がたまげて鳴つてゐる...
種田山頭火 「其中日記」
...煙草屋には胃病の娘が坐(すわ)っている...
萩原朔太郎 「猫町」
...胃袋がぶるぶる顫(ふる)えて仕方がない...
林芙美子 「新版 放浪記」
...何よりもかによりも私の胃の腑は何か固形物を慾しがっていた...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...…………胃にはもう何も残っていそうもないのに...
原民喜 「美しき死の岸に」
...余り食べるとまた胃病になりますよ...
前田夕暮 「種紙の青む頃」
...いくらか胃を痛めてゐるらしく...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...胃病にでもなるかも知れない...
牧野信一 「F村での春」
...胃(い)ぶくろのひもを固(かた)くしめておく...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...哲学者ジョン・ロック一六九六年(わが元禄九)鮭の胃を剖(さ)いて得た海蚣をアイルランドの碩学で英学士会員だったモリノー男に贈り...
南方熊楠 「十二支考」
...それに五郎さんの胃袋は大変に大きいから愉快だ」と道化役者のドロップが云いました...
夢野久作 「お菓子の大舞踏会」
...胃腸が駄目だという...
横光利一 「夜の靴」
...まして城太郎の胃ぶくろと来ては...
吉川英治 「宮本武蔵」
...牛乳と聞けば胃が拒んでしまうのだ...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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