...僕らのようにたくさんの子を育てる者に対して...
伊藤左千夫 「去年」
...その寝所に一ぱいになつてゐる小さい虫を一匹育てるのに...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...大事に育てるんです」「ああ...
海野十三 「振動魔」
...女は子供を育てるのみが務めではないとよく云ってること...
豊島与志雄 「理想の女」
...米麦を育てるのですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...此の子供を育てるに実に良心的でやさしさ此の上もなかつた一小市民――それがコリンヌ風な意味ででもサッフォ風な意味ででも抒情的な詩人であつたといふわけである...
中原中也 「デボルド―※[#濁点付き片仮名ワ、1-7-82]ルモオル」
...自分の生命をまもり育てるために...
羽仁もと子 「おさなごを発見せよ」
...いづれも柔順(おとな)しい子供を持つて育てるに手は懸らず人には褒められる...
樋口一葉 「十三夜」
...たった一人の子供でさえこれを育てることは非常に厄介な苦しい仕事に相違ないのであるから...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これを養い育てるのに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...手仕事の歴史を更に育てるべきだと思います...
柳宗悦 「民藝四十年」
...二人で蜜柑の木を育てるようなもんだ...
山本周五郎 「青べか物語」
...子供も人並に育てることはできない...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...子供を育てるためには親はずいぶん苦労をしてる...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...いまに赤んぼが生れたら引取って育てるなんて云うんでしょ...
山本周五郎 「寒橋」
...子供を生みかつ育てることは女子でなくては出来ない...
与謝野晶子 「「女らしさ」とは何か」
...大地は生々と青い穀物や稲の穂を育てるであろう...
吉川英治 「三国志」
...稲を育てるには田の草取りをしなくてはなりませぬ...
和辻哲郎 「鎖国」
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