...××タクシー常務の肩書きで...
梅崎春生 「記憶」
...いつも仙吉には肩書きがついて廻つた...
武田麟太郎 「反逆の呂律」
...番地官名など細かに肩書きして姓名数多(あまた)記(しる)せる上に...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...老嬢の侍女であり司教閣下の家事取り締まりであるという二重の肩書きを持つようになっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...国王ルイ十八世は一百日(訳者注 ナポレオンの再挙の間のこと)のうちに起こったすべては無効であると考えていたので、彼に対しても、レジオン・ドンヌール勲章のオフィシエ受賞者であることも、大佐の階級も、男爵の肩書きも、少しも認めてはくれなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...万国雪協議会英国部会長といういかめしい肩書きで...
中谷宇吉郎 「雪雑記」
...かと思ふと張り子のやうな虎が檻一杯に突つ立つていかめしく睨んでゐるその檻の前には「おらんだ人」と肩書きのある紅毛碧眼の異国人が蝙蝠傘(かうもりがさ)をさした日本の遊女と腕を組んで...
長與善郎 「青銅の基督」
...肩書きのある甲斐(かい)には...
福田英子 「妾の半生涯」
...今の時勢には云々とその位だの金だの肩書きだのにかくれて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...* これは一五五五年頃にモンテーニュが法学士の肩書きもないのに租税法院審議官になりえた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたくしの名に東京大学名誉教授という肩書きがついている...
和辻哲郎 「非名誉教授の弁」
...間違って思い込んでいる人がわたくしにそういう肩書きをつけ...
和辻哲郎 「非名誉教授の弁」
...名誉教授という肩書きがなるほど物をいうであろう...
和辻哲郎 「非名誉教授の弁」
...肩書き付きの名刺を持っている人が日本には非常に多い...
和辻哲郎 「非名誉教授の弁」
...ただその肩書きに応じて取り扱うという習性を持っているせいであろう...
和辻哲郎 「非名誉教授の弁」
...それを名刺の肩書きにしている人はどうもいないように思う...
和辻哲郎 「非名誉教授の弁」
...わたくしどもは肩書きの効用などにあずかりたくないのである...
和辻哲郎 「非名誉教授の弁」
...それに対抗するために肩書きを用いるなどは...
和辻哲郎 「非名誉教授の弁」
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