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内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...そして、襷をかけ、股立をとって、跣足になった...
直木三十五 「南国太平記」
...きっと夏袴の股立(ももだち)を取ると...
永井荷風 「日和下駄」
...秋山先生は袴(はかま)の股立(ももだ)ちをとって飛出した...
長谷川時雨 「源泉小学校」
...袴の股立(ももだ)ちをおろした...
本庄陸男 「石狩川」
...吉良方の一隊が縫込みの稽古着に袴の股立ちをとつて...
牧野信一 「泉岳寺附近」
...日本の昔から袴の股立ちを高くとった若武者の旅姿で私たちには印象づけられているのだから...
宮本百合子 「女の行進」
...上着の肌をぬぎ、汗止めをし、袴の股立をとる、おちつきはらった動作を見ていると、明らかに殺気が感じられた...
山本周五郎 「いさましい話」
...帆平は袴(はかま)の股立(ももだち)も取らず...
山本周五郎 「花も刀も」
...袴(はかま)の股立(ももだち)をきゅっと絞っている...
山本周五郎 「風流太平記」
...袴の股立(ももだち)を取って突立っていた...
夢野久作 「名君忠之」
...してご用向きとは」襷、股立ちを外して、小六も言葉から改まった...
吉川英治 「剣難女難」
...股立ちとった侍が...
吉川英治 「剣難女難」
...袴(はかま)の股立(ももだち)を高くからげて草鞋穿(わらじば)きの浪人者が昨日もここの長屋門を訪れた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...一学は袴の股立を高く絡(から)げ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...股立(ももだち)を括(くく)った袴(はかま)は破れていて...
吉川英治 「旗岡巡査」
...亀の前の手から一杯の冷水を取って飲みほすとすぐ股立取って...
吉川英治 「源頼朝」
...股立(ももだち)をからげた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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