...その子に肛門がないので...
岡崎雪聲 「子供の霊」
...ちやうど彼女の肛門が彼の顔の真下にあつたので...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...子規が熟柿を写生した絵を虚子(きょし)が見て「馬の肛門かと思った」と云った...
寺田寅彦 「明治三十二年頃」
...――胴全体が大きいお尻を、動かし、緊張(ひきし)め、肛門の、潰瘍は、見苦しくも美しい...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...刃物を以て死者の肛門を抉り...
中山太郎 「屍体と民俗」
...刃物を以て死者の肛門を抉り...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...5種類の肛門瘻管...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...肛門に打ち込んだことだらう」「へエ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鼻頭の黒き男、眠られぬ女、風病の男、小舌のある男、肛門のない男、また数ある男、男女両性(ふたなり)の人、頭のあがらぬ法師、息の臭い女など十五段に白描の写しを合せ、十六段一巻となっている...
久生十蘭 「玉取物語」
...而して細い管を肛門に挿込んで...
松本文三郎 「印度の聖人」
...ただ尻に孔あるばかりでは珍しゅうないがこれは兎の肛門の辺(ほとり)に数穴あるを指(さ)したので予の近処の兎狩専門の人に聞くと兎は子を生むとたちまち自分の腹の毛を掻きむしりそれで子を被うと言った...
南方熊楠 「十二支考」
...また肛門の辺に前に述べた数孔あり...
南方熊楠 「十二支考」
...その肛門の常ならざるについて...
南方熊楠 「十二支考」
...その肛門に卵を入れ置いたをある女が買ったが...
南方熊楠 「十二支考」
...喉を斫って足を持って逆(さか)さにすれば少しは血が出るけれども肛門を確(しっか)り押えて身体をこくようにして搾(しぼ)り出さないと沢山出ない...
村井弦斎 「食道楽」
...肛門を押えないと空気が入るから血が停まる...
村井弦斎 「食道楽」
...その子の方は肛門がふさがっていたが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...肛門筋が無知覚にひとしく...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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