例文・使い方一覧でみる「肌を刺す」の意味
スポンサーリンク...渡良瀬川原の川風は肌を刺すばかりであったが... 
大鹿卓 「渡良瀬川」
...唯天風蓬々として肌を刺す...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...肌を刺すやうなつめたさがひとしきり小雨のやうに降りそそいで来る...
薄田泣菫 「独楽園」
...夜風が肌を刺すようだ...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...肌を刺す寒い風も吹かなくなるということを教えられたに相違ない...
寺田寅彦 「軽井沢」
...」その夜は肌を刺すような寒さで...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...町は肌を刺すように寒く...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...肌を刺す、冷い風が、窓から吹きつけて来る...
林芙美子 「浮雲」
...凍つたやうに肌を刺す...
林芙美子 「浮雲」
...空気は冷たく肌を刺すようで...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...「麦の穂は衣（ころも）へだてておん肌を刺すまで伸びぬいざや別れむ」「日は紅しひとにはひとの悲しみの厳かなるに泪は落つれ」の二首は私を驚かしたものであった...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...それと同時に「おん肌を刺すまで伸びぬ」はたいへんうまいと思った...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...夜半は冷気肌を刺す...
吉川英治 「三国志」
...まことに妖気肌を刺すものがある...
吉川英治 「三国志」
...而もその間に何とも言ひ難い寂（さび）を持つたこの聲が山から溪の冷たい肌を刺す樣にして響き渡るのは大抵午前の四時前後である...
若山牧水 「山寺」
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