...職掌柄、その案件に携わっています...
...私は職掌柄、その問題に関与しています...
...職掌柄、この報告書を提出する必要があります...
...職掌柄、彼女の面接を担当することになりました...
...職掌柄、個人情報を厳密に守らなければなりません...
...職掌柄変に思われたからだ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...でもまさか、職掌柄、頭を下げて明智の発見した手懸かりを、教えてくれともいえぬ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...電鉄部長といふ職掌柄から...
薄田泣菫 「茶話」
...職掌柄としておのずからそうなる...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...さすが御職掌柄で何もかも御存知ですな...
谷崎潤一郎 「途上」
...街の人ごみの中で、今日来庵した巡査が私を見つけて、訊き忘れた生年月日を訊いた、さすがに職掌柄、私をよく覚えてゐて、そして私を見つけだしたものだ...
種田山頭火 「行乞記」
...やはり職掌柄で随筆を読むにも診察的な気持があるせいであろうが...
寺田寅彦 「随筆難」
...通詞といふ職掌柄...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...その職掌柄と、幼少から家藏の蘭書とで鍛へられ「少年時、既に世界的活眼」をひらいてゐたといふところの青年昌造は、どんな考へを抱いてゐたであらう活字と船一さてこのやうに逼迫した對外空氣のうちにあつて、昌造が近代活字を創造した事蹟は、彼の二十五歳のときにはじまつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...職掌柄それを眼下に見て取ってしまったから...
中里介山 「大菩薩峠」
...私は職掌柄報道關係の放送を家庭にゐてもできるだけ多く聽くので...
成澤玲川 「ラヂオ閑話」
...職掌柄と致しまして...
久生十蘭 「魔都」
...職掌柄でございますので...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...水泳監督という職掌柄...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...職掌柄やむをえず夕方水牛を村へ連れ帰る途上...
南方熊楠 「十二支考」
...田宮特高課長は、もうグッスリ眠っていたそうであるが、職掌柄、嫌な顔もせずに二階の客間で会ってくれた...
夢野久作 「少女地獄」
...はなはだしきは、天皇の准后(じゅんごう)三位ノ廉子(やすこ)すらも、賄賂(わいろ)を好む方のおひとであると、執事船田ノ入道などは、職掌柄、たしかな筋から耳にいれていた...
吉川英治 「私本太平記」
...又雑誌記者という職掌柄...
蘭郁二郎 「自殺」
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