...空シク雨露ノ恩ヲ希ウテ昊天ニ号泣スルヲ見ル...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...倭王因使上表、答謝詔恩...
陳壽 「魏志倭人傳」
...ビスマルクを嘆美するの熱情をば一転してこの二恩人を嘆美せよ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...あっぱれ恩威並(ならび)行われて候と陛下を小楯(こだて)に五千万の見物に向って気どった見得(みえ)は...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...七平は一向恩を恩とも思はないさうですが」「そんな事だらうな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それもさん/″\に恩にきせてさ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...恩威竝行はれて天下太平なりし事なれども...
福沢諭吉 「帝室論」
...しかも気を使ッて一飯の恩は酬(むく)いぬがちでも...
二葉亭四迷 「浮雲」
...抽斎と同じく升堂(しようだう)したる報恩の一端にも可相成乎と...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...個人的な恩義があるからといって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...美しい品々がほとんど凡て他力の恩沢を浴(あ)みていることであります...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...大恩のあるこの島から逃げだすような野郎は...
山本周五郎 「さぶ」
...校長先生は謝恩会のあった翌る日の二十四日の夕方に...
夢野久作 「少女地獄」
...なんの恩賞も沙汰してこない...
吉川英治 「三国志」
...日ごろのご恩にこたえ...
吉川英治 「三国志」
...恩賞の沙汰も疾(と)く達してあるはずだが...
吉川英治 「新書太閤記」
...恩家柴進(さいしん)の門を立って行った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...しいんと恩人の受難を傷(いた)み...
吉川英治 「新・水滸伝」
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