...詐欺にあって、一文無しで路頭に迷った...
...一文無しになつて見ると...
芥川龍之介 「杜子春」
...尤も僕が一文無しでなかつたら...
石川啄木 「雲は天才である」
...ある奴(やつ)は北海道に一文無しで追い払われたところが...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...一文無しでやったのだとお許しが願いたい...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...一文無しになっても寝て待っていれば親もとから金を送って貰える学生とか...
高見順 「如何なる星の下に」
...今の俺らは一文無しで宿なしよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...一文無(いちもんなし)の甲野のところへ行こうと云やあ...
夏目漱石 「虞美人草」
...「相変らず一文無しか」「お察しの通りで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お小遣が一文無し...
野村胡堂 「呪の金剛石」
...その娘がひとりぼっちで一文無になってでもいたら...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...一文無しで未来もない自分を見て...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...彼は完全に一文無しだというわけさ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...「その若い者が貴方のために薪を送ってきますので、彼に上に持ってこさせます」「いいね! しかし、薪代の支払いはどうなるんです? だって、私は一文無しだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...僕は今は一文無しだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...娘は始終一文無しなのだ...
ボレスラーフ、プルース 二葉亭四迷訳 「椋のミハイロ」
...一文無しなんですよ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...君は一文無しで、その原因は、あの悪党を信じたばっかりに、メイフィールドのことだが……」「その通りです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...二月たゝない間に一文無しにすつてしまつてね...
三好十郎 「地熱」
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