...聞き手の顔を見ているとこうした物語はイカバッドの心に深く刻み込まれた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...何をうろたえたか二人の聞き手を抑えるように手を挙げながら...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...聞き手にその始まりと結論だけを見せようものなら...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...自分の言ったのはけっしてばかげたことでないということを聞き手に...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...さすがの聞き手も...
中里介山 「大菩薩峠」
...シャクに宿る霊共の方でも)多くの聞き手を期待するようになったことである...
中島敦 「狐憑」
...恐らく四人の聞き手はさう思つてゐたでせう...
南部修太郎 「S中尉の話」
...あらためて二人の聞き手を等分に眺めた...
平林初之輔 「五階の窓」
...弘なんぞが故人と共に聞き手の彼女をもいたはるやうに話してくれる姿よりも...
堀辰雄 「おもかげ」
...――よろしいか?」聞き手は深くうなずくのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...私は何時も彼等の朗かな合唱の聞き手であるだけだ...
牧野信一 「くもり日つゞき」
......
正岡容 「大正東京錦絵」
...中肉中背ってところよ」聞き手たちは怺え性なく吹き出して...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...聞き手になっている飯尾さんの尤もらしい表情には母を憫れむような恩恵を施すような微笑が優しく動いている...
矢田津世子 「父」
...まるで聞き手の清子を取り逃しでもするようなうろたえようである...
矢田津世子 「茶粥の記」
...それに日本語では、「読み手」、「書き手」、「聞き手」、「騎(の)り手」などの如く、ほとんど凡ての動詞に「手」の字を添えて、人の働きを示しますから、手に因(ちな)む文字は大変な数に上ります...
柳宗悦 「民藝四十年」
...聞き手は興がさめ...
山本周五郎 「季節のない街」
...聞き手は殖えもせず...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
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