...聞き手の顔を見ているとこうした物語はイカバッドの心に深く刻み込まれた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...彼は自分の費用でごちそうしてやった人たちほどよい聞き手はまたとないことに気がついた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...わたしが聞き手にまわりました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「人形つかい」
...聞き手の方を眺めた...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...容貌を語ることに依って、その主人公に肉体感を与え、また聞き手に、その近親の誰かの顔を思い出させ、物語全体に、インチメートな、ひとごとでない思いを抱かせることができるものです...
太宰治 「愛と美について」
...だれか一人聞き手があればそれで足りるものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...さすがの聞き手も...
中里介山 「大菩薩峠」
...誰も聞き手のない出鱈目...
中里介山 「大菩薩峠」
...聞き手はそういうことに深い興味を持たない人らしく...
中里介山 「大菩薩峠」
...聞き手は一人もない...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...二人の聞き手は身体(からだ)をむずむずと動かした...
平林初之輔 「鉄の規律」
...弘なんぞが故人と共に聞き手の彼女をもいたはるやうに話してくれる姿よりも...
堀辰雄 「おもかげ」
...ブルック通りに所有している」聞き手アネットの血の気が引いて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...十分引き合うから出し惜しみまへん」聞き手は団長の予想以上に興味津々だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...だめですね』などと言ってまた『いい聞き手のおいでになった時にはもっとうんと弾いてお聞かせなさい』こんな嫌味(いやみ)なことを言うと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...中肉中背ってところよ」聞き手たちは怺え性なく吹き出して...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...聞き手にとってはべらぼうに退屈で...
山本周五郎 「季節のない街」
...また、聞き手のほうも、あいての者がいよいよ図にのるようにいちいち感心して見せる...
吉川英治 「梅里先生行状記」
便利!手書き漢字入力検索