...わたしが聞き手にまわりました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「人形つかい」
...砕氷船か」聞き手の両人は...
海野十三 「地球発狂事件」
...聞き手のほうでも...
太宰治 「多頭蛇哲学」
...堀木が聞き手の思惑などをてんで無視して...
太宰治 「人間失格」
...何をうろたえたか二人の聞き手を抑えるように手を挙げながら...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...全く作者にとってはたった一人でも聞き手は取り逃がしたくないもんだからな」とイワンは薄ら笑いをもらした...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...だれか一人聞き手があればそれで足りるものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そのような夢をなかなか理解してくれない人が聞き手の場合は...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...さすがの聞き手も...
中里介山 「大菩薩峠」
...さしもの聞き手を...
中里介山 「大菩薩峠」
...シャクに宿る靈共の方でも)多くの聞き手を期待するやうになつたことである...
中島敦 「狐憑」
...二人の聞き手は国体が救われたと感じた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...(ここで聞き手たちは...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...もし音響の調子や性質が聞き手の判断を左右する力をもたないものとすれば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それに日本語では、「読み手」、「書き手」、「聞き手」、「騎(の)り手」などの如く、ほとんど凡ての動詞に「手」の字を添えて、人の働きを示しますから、手に因(ちな)む文字は大変な数に上ります...
柳宗悦 「民藝四十年」
...世間相手に安兵衛もどきの喧嘩商売」=元に戻って――歩き乍ら話す半次「落ち振れ果てたあげ句が……T「とうとう今じゃ……」聞き手の五郎蔵親分がその後引き受けて...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...聞き手は興がさめ...
山本周五郎 「季節のない街」
...また、聞き手のほうも、あいての者がいよいよ図にのるようにいちいち感心して見せる...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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