...そうして当時沖縄人が朝聘(ちょうへい)観風(かんぷう)する所の両国を見るに...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...然(しか)るにこの大勢力ある金港堂が一大小説雑誌を発行するに方(あた)って如何(いか)なる大作家でも招き得られるのに漸(やっ)と二十歳(はたち)を越えたばかりの美妙を聘(へい)して主筆の椅子(いす)を与えたのは美妙の人気が十分読者を牽(ひ)くに足るを認めたからであろう...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...此(こ)の町(まち)に聘(へい)せられた...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...いまの田島博士を招聘(しょうへい)して...
太宰治 「パンドラの匣」
...満鉄から仲仕の親分として招聘(しょうへい)されたようなものである...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...ノコ/\と其の招聘に應じて...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...農務長官ホーレス・ケプロンの召聘(しょうへい)に成功して...
服部之総 「黒田清隆の方針」
...わたしの招聘(しょうへい)のことはどうなっているんです?」「あなたの招聘の件も十分に検討されてあるんですよ」と...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...ロダンの招聘によつて三年ぶりで再び巴里に出て來た...
堀辰雄 「日時計の天使」
...地方の採集会に講師として招聘される機会を利用し幾らか謝礼をもらうと...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...堀江は聘せられて学校に往つたのであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...肥前国唐津の城主小笠原主殿頭長昌(とのものかみながまさ)に聘せられて九州に往つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そして某藩の聘を避けむがために...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...偶々(たまたま)沖縄県の学務部長に赴任された山口泉氏からの招聘(しょうへい)があったからによるのであります...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...聘(よ)び寄せたものであろうかどうじゃ」と云った...
吉川英治 「剣難女難」
...けれど文聘(ぶんぺい)や王威が怒りもせず...
吉川英治 「三国志」
...その忠利に招聘(しょうへい)されて熊本へ来た年の寛永十七年は...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...そこへ新らしい遠征隊への招聘がもたらされると...
和辻哲郎 「鎖国」
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