...彼はアニメに耽溺している...
...彼女は小説に耽溺しすぎて、勉強時間が圧迫されている...
...耽溺することは、やめたほうがいいと思う...
...彼はギャンブルに耽溺し、多くのお金を失った...
...耽溺することがないように、自己管理が必要です...
...俺は此優越感に耽溺することを恥ぢ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...それは婆羅門若しくは中世の修道士にのみ相應しい一種の感情耽溺であつて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...耽溺(たんでき)...
泉鏡花 「薄紅梅」
...いったいがこの耽溺ということも...
大下宇陀児 「乱歩分析」
...乱歩は何か一つの事柄に耽溺熱中しはじめた時...
大下宇陀児 「乱歩分析」
...近ごろでは耽溺するようになっていたあのいろいろの欲望を思い切ることであった...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...自己陶酔――自己耽溺――自己中毒の傾向があるではないかと自己を叱つてをく...
種田山頭火 「其中日記」
...男というのはしばしば女性や状況を理解し損なうものであると……我々が直面させられる多くの男性諸氏に付き物の耽溺行為のこと……「ねえ...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...昔の耽溺(たんでき)を語って居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼がこのごろ恐ろしく不安な『遊蕩(ゆうとう)』生活に耽溺(たんでき)していることも...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...あの体(てい)では終日耽溺(たんでき)から救わるる術(すべ)はあるまいと見えたのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほとんど同じく耽溺するであろう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...遊里に耽溺して居るとか...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...自分の自然主義的色彩をもつ『飢ゑ』から『パン』(拙譯『白夜の牧歌』)の如き自然に耽溺する夢想の作家となり...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...私の詩集は気力を阻害する風の耽溺に導く性質ではないのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...甚だしい変態性慾の耽溺者であることがわかった...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...もしくは自己の屍体幻視の快美感耽溺者となり来るものなり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...いかな耽溺家(たんできか)にしても...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索