...今まで跨(またが)っていた太枝を掴(つか)んで...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...「ねえ房枝さん...
海野十三 「爆薬の花籠」
...広いほうの枝道の中から出てくるのです...
江戸川乱歩 「大金塊」
...他の枝葉の利害は論ずるに足らぬというのであった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...日枝(ひえ)神社東鳥居前...
高浜虚子 「六百句」
...樹木の枝切りをして生活していた者です...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...寒い晩に庭の木の枝に留(とま)ったまんま...
夏目漱石 「ケーベル先生」
...楊(やなぎ)の枝のようなよく撓(しな)うあの小さな手...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...微酔機嫌(ほろえいきげん)の啣楊枝(くわえようじ)でいびつに坐ッていたのはお政で...
二葉亭四迷 「浮雲」
...あの枝に並んで腰を掛けて(祝福された星)の歌をうたはうか...
牧野信一 「寄生木と縄梯子」
...刺はすなわち小枝の短縮せるものにして多少逆向し人衣を拘(こう)して甚だ煩わし...
牧野富太郎 「植物記」
...二尺位の高さになって枝を分って...
牧野富太郎 「植物記」
...二本の枝がノートブックという字を上下からかこんで若葉をつけて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...枝はおのずから一ひらの葉...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...二月二十日ごろの柳の枝がわずかな芽の緑を見せているようで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...三枝は、「一寸失敬」と云うかと思えば、小さい四辻に担荷(かつぎに)を卸して、豆を煎(い)っている爺さんの処へ行って、弾豆(はじけまめ)を一袋買って袂(たもと)に入れる...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...普通は孤立して自分の枝は無意味な茨であるために...
柳田国男 「雪国の春」
...梨花(りか)一枝(し)春帯雨(はるあめをおぶ)「…………」客の佐渡は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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