...空には枝を張った松の中に全然光りのない月が一つ...
芥川龍之介 「文章」
...お楊枝(ようじ)を...
泉鏡花 「婦系図」
...口を揃えて光枝の不始末(ふしまつ)を叱りつけ...
海野十三 「什器破壊業事件」
...引きちぎった菊の枝を...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...『六道の辻』なんて形容してある所を見ると、深いばかりでなく、枝道があって、八幡の藪不知みたいになっているのかも知れない...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...樫鳥(かしどり)や山鳩(やまばと)や山鴫(やましぎ)のような鳥類が目にも止まらぬような急速度で錯雑した樹枝の間を縫うて飛んで行くのに...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...蘇枋(すおう)の花房の枝の先に若葉がちょぼちょぼと散点して見え出す...
寺田寅彦 「五月の唯物観」
...藤枝真太郎なんかはまさにその類で...
浜尾四郎 「殺人鬼」
...柳枝さんの苦が苦がしくお思いなすったなんてことはある程度まで決して悪くいえないかもしれない)この際だ...
正岡容 「小説 圓朝」
...蟹の登っている枝のあたりを見上げました...
宮原晃一郎 「椰子蟹」
...咲枝は疲労のため胃が変にこわばってきょうは横になって居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「今廿三日藤枝宿立(ふぢえだじゆくをたち)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...枝の先きにだけ数えられるほどの白い輪が...
矢田津世子 「茶粥の記」
...寿座は従来の鶴枝...
山本笑月 「明治世相百話」
...時枝のおやじに掴ませられとるらしいんだ...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...藤枝税務署長の小島氏ではないかといはれ...
吉川英治 「折々の記」
...それからは木枝の股を株の先につけてねぢ切るやうにしてゐる...
吉川英治 「折々の記」
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