...もう、考える力も、感じる力も、ありません...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「アンネ・リスベット」
...もうなにを考える力もなくなったというふうに見える...
海野十三 「海底大陸」
...私はようやく考える力を取戻したのだった...
海野十三 「地球要塞」
...機械人間もああして考える力を持つようになったものだから...
海野十三 「超人間X号」
...ものを考える力もなくなって...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...考える力もない...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...もうものを考える力もなくなったように...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...考える力もない動く力もない...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「妖影」
...私は森山節でございます」精神の混沌(こんとん)としている広巳にはものを考える力がなかった...
田中貢太郎 「春心」
...それに何だか物を考える力が無くなってくるようです...
豊島与志雄 「囚われ」
...お前はいつも非常に考える力がしっかりしていたのに...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...実を云うと、私は未だ新しい悲愁に眼を蔽われていて、考える力、理性を適当に働かす力を恢復してはいないのだが、それでも、夢の中であった事を思い出すように仄かな幽かな――云わばまるで暗示のような解答を捕える事が出来る...
松永延造 「職工と微笑」
...せっかく医学をやっていたくせに物事を合理的に考える力も...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...是をまだ考える力をもつ男たち...
柳田国男 「木綿以前の事」
...「わたくしにはもうなにを考える力もございません...
山本周五郎 「つばくろ」
...そうした言葉の意味を考える力も無いままに又もうとうとしかけたのであった...
夢野久作 「木魂」
...それが何故そうしてあるのか考える力もありませんでしたし...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...まるで考える力も...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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