...「老大家さん」はこの町で一番昔から住んでいる方です...
...老大家さんから不動産を買った...
...老大家に愛される一家に憧れる...
...老大家の家には古風な家具が並び、雰囲気がある...
...引っ越しをするとき、老大家さんからアドバイスをもらった...
...十五歳にして七十歳の老大家のような枯れた絵をかいたら...
上村松園 「旧作」
...老大家のような落ち付きを真似して...
太宰治 「作家の像」
...きのう永井荷風(かふう)という日本の老大家の小説集を読んでいたら...
太宰治 「三月三十日」
...その「老大家」の作品は...
太宰治 「如是我聞」
...所謂「老大家」たちが...
太宰治 「如是我聞」
...或いは気焔(きえん)としか感ぜられない「老大家」だったなら...
太宰治 「如是我聞」
...何とそれが老大家なの...
徳田秋声 「仮装人物」
...清川の父は老大家に甘やかされて贅沢(ぜいたく)に馴(な)れている...
徳田秋声 「仮装人物」
...社会学の老大家米田庄太郎氏の件である...
戸坂潤 「社会時評」
...客間の他の隅(すみ)にいる老大家のうちにちょうど現われていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...俗調を抜き去つた老大家でなくては考へも及ばない境地である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...この老大家の精進はたしかに空谷の足音であった...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...枝雀のやうな老大家が尾籠を云ひ放しであつたに引代へ春団治はいつの場合も「そんた不潔いこと云ひないな」と相手に否定させてかゝつた...
正岡容 「初代桂春団治研究」
...千駄木の老大家や中田博士のやうな人でも...
正宗白鳥 「昔の西片町の人」
...この老大家は道徳的見地でだけ批判して居られるのですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...(二)この秋はこの老大家の絵が中々見物であったそうです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...現存の老大家として幸田露伴の諸先生でありましょう...
山本笑月 「明治世相百話」
...又此(この)月は仕合(しあは)せな事に二人の老大家(だいか)の新作に接することが出来る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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