...その立派(りっぱ)な翼(つばさ)を張(は)り拡(ひろ)げて...
ハンス・クリスチャン・アンデルゼン Hans Christian Andersen 菊池寛訳 「醜い家鴨の子」
...一時三十分過ぎにはすでに敵を半周してその右翼を回り...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...果ては該新聞紙不買同盟を決議したりした在郷軍人分会や右翼政党もあるらしい...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...耳側(そばだ)てて木(こ)の葉(は)隠れの翼の色を見んと思えば...
夏目漱石 「薤露行」
...ある日一羽の鷹が翼をばたつかせながらひらひらと地上近く舞ひ舞ふてゐて...
原民喜 「風景」
...絶対にあなたの勝利よ」翼屋へ帰ると...
久生十蘭 「あなたも私も」
...あの方に話しかけようとするように翼(よく)をバンクさせたり...
久生十蘭 「だいこん」
...ことに雪の夜の都会は空想の翼をほしいままにひろげるには此の上なく好都合な環境である...
平林初之輔 「犠牲者」
...この養子が羽翼(うよく)既に成りて社会に頭角を顕すと同時に...
福沢諭吉 「女大学評論」
...魚は紫色の胸びれを翼のように広げ...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...世にも巨大な鳥が翼を拡げたまゝ凝つと眠つてゐるかのやうに空想した...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...明るい芝原の丘があつた――魚の泳いでゐるのが手にとる如くうかゞへるすみ渡つた小川が流れてゐる――蜜柑の山が翼をひろげて小さな村を胸のうちに抱いてゐる――もう...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...張翼の卑怯を叱った...
吉川英治 「三国志」
...翼(つばさ)にハタかれて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ばかり甲軍の両翼へ突撃して来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...これは右翼隊...
吉川英治 「新書太閤記」
...天にあっては比翼(ひよく)の鳥...
吉川英治 「宮本武蔵」
...翼竜の歯と翼の骨...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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