...この鉢は又底のまはりに翼らしい模様を浮き上らせてゐた...
芥川龍之介 「歯車」
...肩を張り翼をふくらませたその姿勢に...
梅崎春生 「黄色い日日」
...翼(はね)を借(か)りたとても翔(かけ)られぬわい...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...現在でも将来でも鳥のように翼を自分の力で動かして...
寺田寅彦 「案内者」
...この若者には一寸(ちょっと)も左翼がったところがないこと...
徳永直 「冬枯れ」
...主に左翼文芸理論家達の努力によって...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...第四部 文化論九 現代文化の状勢一 現下の文化運動所謂「左翼の潰滅」によって...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...インテリゲンチャの左翼的思想の確信は著しく動揺し...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...事実右翼諸団体の統一運動は...
戸坂潤 「辞典」
...従来自由主義とか左翼とか呼ばれていたものは...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...万民翼賛の原理である...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...大蝙蝠(おおこうもり)のような『荒鷲』の黒い翼に吸いついた...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...眼に見えぬ悪魔の翼にはたきのめされさうだつた...
牧野信一 「鬼の門」
...翼には道徳感(モオラル・センス)は無いのだ...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...雁は翼あって……のう」だが身贔負(みびいき)で...
山田美妙 「武蔵野」
...「……よし行け……その左翼の小さい軍曹……汝の負傷は一番軽い上膊(じょうはく)貫通であろう...
夢野久作 「戦場」
...ばさと散った蛾(が)の翼から...
吉川英治 「剣難女難」
...鉄弓隊など四団八列から鶴翼(かくよく)にひらき...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??