...翻ってゴオティエの短篇を見ると...
芥川龍之介 「仏蘭西文学と僕」
...けれども翻って利害の関係よりいえば...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...さらに翻って身を第三者の位地において側面から観察すると...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...翻ってその下に働く人の身の上を思い合せて御覧なさい...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...しかしながら翻って考えると...
田辺元 「メメント モリ」
...さらに翻ってわが国の Iduna を思わせる...
寺田寅彦 「火山の名について」
...この迷信を笑う西鶴の態度は翻って色々の暴露記事となるのは当然の成行きであろう...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...翻って従来の決定派の物理学について考えてみても一度肉眼的領域を通り越して分子原子電子の世界に入ればもはやすべての事がらは統計的...
寺田寅彦 「日常身辺の物理的諸問題」
...南に東に北に西に規則正しく間隔(かんかく)を置いて高く樹梢に翻って居る十数流の紅白旗は...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...その先につけられた赤旗が防寨(ぼうさい)の上に翻っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...日の丸の旗の翻っているのを眺めて(水戸...
直木三十五 「南国太平記」
...山風に翻っていた...
直木三十五 「南国太平記」
...翻って受け納める兵馬ではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...近くのパンの木の葉という葉が残らず白い裏を見せて翻っている...
中島敦 「環礁」
...何処を通っているのか郊外の新開地らしく看板の並んだ商店街の旗や幟がパタパタ風に翻って居りました...
西尾正 「陳情書」
...また翻って考えてみると...
穂積陳重 「法窓夜話」
...翻ってわが国内の事情を見るに...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...翻って今も不用意に...
柳田國男 「夢と文芸」
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