...羽振りの好い者から...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...釣しつつ打ち羽振り來る人一...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...よしや自分がどんなに羽振りの好い時でも...
谷崎潤一郎 「幇間」
...彼は自分が羽振りをきかせ得る所へでなければどこへも出入りしなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...羽振りを利かすようになって...
直木三十五 「死までを語る」
...どいつもこいつも羽振りのいい奴の襟許へつくのだよ...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...コプリがいい羽振りだったんで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...どんな羽振りを利かせているか...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...右大将は羽振りのよい重臣ではあるが今日の武官姿の纓(えい)を巻いて胡(やなぐい)を負った形などはきわめて優美に見えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一代で十五万石まで築きあげた羽振りは当時すばらしいものだッた...
吉川英治 「江戸三国志」
...今はまったく曹操の羽振りに慴伏(しょうふく)して...
吉川英治 「三国志」
...営中の羽振りも思いやられまする...
吉川英治 「私本太平記」
...大塔幕下(ばっか)第一の羽振り者だが...
吉川英治 「私本太平記」
...かなり一ト頃は羽振りをふるった...
吉川英治 「私本太平記」
...こんな羽振りと繁昌を見ているのも...
吉川英治 「新・水滸伝」
...しかし西門慶の羽振りは知っているし...
吉川英治 「新・水滸伝」
...なにしろすばらしい羽振りである...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――行家(ゆきいえ)追討の御諚(ごじょう)については、耳もかされず、疾(と)く帰れとの御一言あったのみ、取りつく島もなく立戻りました」それからまた、都での風聞(ふうぶん)として、義経の行装の豪奢、禁中の羽振り、日常の花奢(かしゃ)など、問われないことまで告げた...
吉川英治 「日本名婦伝」
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