...羽振りの好い者から...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...自分の息子が辯護士の若手として羽振りがいいのを自慢した後...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...彼は自分が羽振りをきかせ得る所へでなければどこへも出入りしなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...出入りする王党の客間(サロン)における彼の羽振りは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...羽振りを利かすようになって...
直木三十五 「死までを語る」
...かなり羽振りもよいが...
中谷宇吉郎 「若き日の思い出」
...その頃大戦直後の好景気に乗つて羽振りのよかつた私の父が産ませた子なのだ...
北條民雄 「鬼神」
...羽振りが良ければ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...羽振りのいい頃は偽造に手を染めていましたが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...羽振りの良い裕福な人物を装う男...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「バブル崩壊」
...相当の羽振りを利かせてゐた...
牧野信一 「沼辺より」
...吏員達の間にも「あの豪快な日本学生」といふ特徴を知られてゐて殊の他その姓名が謳はれてゐた折からでしたので臨時吏員生活も仲々羽振りが好く...
牧野信一 「私の万年筆」
...ドイツの社交界で羽振りのいいある夫人から...
三浦環 「お蝶夫人」
...一代で十五万石まで築きあげた羽振りは当時すばらしいものだッた...
吉川英治 「江戸三国志」
...営中の羽振りも思いやられまする...
吉川英治 「私本太平記」
...いわゆる羽振りとなって...
吉川英治 「新書太閤記」
...とかく金の羽振りというものか街中では彼の姿に小腰をかがめて通らぬはない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いやもうえらい羽振りなのだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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