...又群小作家の一人になりたいと思つてゐるものだ...
芥川龍之介 「闇中問答」
...露西亜(ロシア)等の群小作家の名をも心得てゐる...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...彼等に僕等群小の徒の及ぶことの出来ないのは恐らくはそこにあるのであらう...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...自分を局外に置いて見る時は群小作家皆豆粒よりも小さかったが...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...このブレインが群小宗教に寄附する金は人をアッといわせるほど巨大なもので...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...群小愛国ファッショ右翼団体中の白眉であったのだが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...群小諸政党の最低綱領による反ファッショ的共同戦線というようなことを意味するより先に...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...夫れ韓國の禍源は群小に非ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼れ往々大言壯語群小を驚かすものありと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...却つて群小嘲弄の標的たらむとするは氣の毒の至りに堪へず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...けれども是等群小ソフィストには...
中野秀人 「第四階級の文学」
...その先に多くの群小を見下して同じような尖峰が二つ重なり合ってるのが大(グロス)シュレックホルン(四〇八六米)と大(グロス)ラウテラールホルン(四〇四三米)...
野上豊一郎 「吹雪のユンクフラウ」
...群小算家に対してのことであり...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...又は鈍感にして天才を理解し得ざる群小批評家の言に迷はさるる事無く...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...それから彗星のやうに群小を壓して行つたといふ話なのである...
吉川英治 「折々の記」
...群小を睥睨(へいげい)する威風があった...
吉川英治 「親鸞」
...群小の水を集めて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そのほかの群小刀鍛冶に至っては...
吉川英治 「山浦清麿」
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