...異なる美感を持つ絵画の展示が行われている...
...彼女はオシャレに敏感で、美感のセンスが良い...
...新しいデザインは美感を考慮して作られている...
...美感に対する価値観は文化や国によって異なる...
...彼の作品は美感だけでなく、機能性も兼ね備えている...
...音響に依る美感と云うものをそれ程強く感受する事が出来ない...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...アーク燈の光で射られるような激しい美感を味わなければ気が済まない...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...人間的な審美感をぬきにした物質的な動物的な肉体そのものの温みがよく出ていた...
豊島与志雄 「死の前後」
...美感にほかならない...
中井正一 「美学入門」
...この実践の中で、もう耐えきれないと思われるような訓練の涯(はて)で、コーチャーから「それだ、その調子」といわれた時、その行動の中にみなぎってくる、ほかにありえようもない一つの秩序、一つの安らけさ、ここに「間(ま)があう」という「いきがあう」という、何か身をまかせた愉快な、やわらいだ、こころよさ、その美感が、ほのぼのと生まれてくるのである...
中井正一 「美学入門」
...ある粗朴(そぼく)な悲哀の美感を催(もよほ)させるばかりである...
永井荷風 「黄昏の地中海」
...天上の星を見ることの美感に酔うことを知っているものですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...道徳もなければ美感もない...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...文中の浪花節語りとは初代重松門下で甘美感傷の節調を有しながら誇大妄想の性癖が累をなしてよく中流以上の看板とならず...
正岡容 「滝野川貧寒」
...清潔であって生々とした美感に溢れた作を生むということこそ...
宮本百合子 「健康な美術のために」
...本当はそういうポイントとは全然ちがった美感があっていいわけです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...動くにつながる自分の心といふものは全く美感覺の動きだけに集中されてゐた...
室生犀星 「帆の世界」
...美人の畫に對して起す審美感は活きたる美人に逢ひたらむをりに起すべき實感の約束の前納と看做さるゝことを得べし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...美感というよりは快感をあたえたのである...
山之口貘 「詩とはなにか」
...却って深刻味ある快美感を受け得るに到るべく...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...この快感と美感とを...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...見る人々に言い知れぬ美感と崇高感を与える...
夢野久作 「能ぎらい/能好き/能という名前」
...墨の美感や画面の音階のほかに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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