...性の美事な独立とで保持し得るからである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...予審判事さんの手際はたいへん美事なようで...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...美事な真珠のネクタイピンであった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「恐怖の幻兵団員」
...美事に禿げて光っているおつむを...
太宰治 「佳日」
...しかるにこれは美事にスパリとやられてます...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...赤や白の一重や八重が美事だった...
豊島与志雄 「浅間噴火口」
...素人目にも美事な尺八で...
豊島与志雄 「浅間噴火口」
...彼は美事にスペートのクインをつけてやった...
豊島与志雄 「月明」
...そして第一回は美事に勝った...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...彼は余りに美事に考へたので...
中原中也 「高橋新吉論」
...大形の美事な樹枝状結晶が盛んに降っていた...
中谷宇吉郎 「雪後記」
...引(ひき)かへて男(をとこ)は美事(みごと)な切腹(せつぷく)...
樋口一葉 「にごりえ」
...例(れい)の洋服(ようふく)すがた美事(みごと)ならぬ勤(つと)めに...
樋口一葉 「われから」
...南極の幻想を美事な散文で仕上げをした最初の人はE・A・ポォだが...
久生十蘭 「南極記」
...極く軽便なのは玉子のソフレーでそれは黄身へ砂糖を加えてよくよく泡立たせてそれへ白身のよくよく泡立たせたものを混ぜてベシン皿かあるいは丼鉢(どんぶりばち)へ入れて弱い火で十分間ほど焼きますとまた一層膨(ふく)れ上って美事(みごと)な物が出来ます...
村井弦斎 「食道楽」
...もつと美事な大きい奴だと思つてゐたら...
室生犀星 「渚」
...「ミヤコ・ホテル」の表現効果の美事さにまで行き着けないでゐるうちに...
室生犀星 「俳句は老人文学ではない」
...折角美事に出来て居るものだから惜しいけれど是非二三本は掻(か)いて御馳走(ごちそう)せねばなるまいなどと...
若松賤子 「黄金機会」
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