...ドクタア・マレーのボーイ(日本人)が間もなく我々のために美事な西洋料理を調理した...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...指が足りない!美事(みごと)に伸びていた四本の指が根こそぎ切り落とされ...
海野十三 「科学が臍を曲げた話」
...甲州の野呂川谷などから見ると非常に美事(みごと)な処である...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...この美事さを、日本よ、世界に誇れ!私はこのごろ、破れたドテラなんか着ていない...
太宰治 「新郎」
...美事だった...
太宰治 「水仙」
...アワレ美事! ト屋根ヤブレルホドノ大喝采(カッサイ)...
太宰治 「走ラヌ名馬」
...まるで黄金をつむいだように美事に光り...
太宰治 「ろまん燈籠」
...それはほんとうに美事(みごと)なものでした...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...その希望的観測は美事に裏切られている...
中谷宇吉郎 「硝子を破る者」
...おもしろ可笑(をか)しく世を渡るに咎(とが)める人なく美事(みごと)繁昌してゐまする...
樋口一葉 「にごりえ」
...派手(はで)に美事(みごと)な造(おく)りはするとも...
樋口一葉 「われから」
...例(れい)の洋服(ようふく)すがた美事(みごと)ならぬ勤(つと)めに...
樋口一葉 「われから」
...これを美事と言うべし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...どんな美事に波をくぐり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...かように美事な蘆はみやこには一本(もと)も見られません...
室生犀星 「荻吹く歌」
...又は美事な十二頭立の馬車に乗って...
夢野久作 「白髪小僧」
...タッタ今二千円をイタブッて出て行ったばっかりのところなんだが……どうも彼奴(あいつ)の呉れっぷりが美事なんでね...
夢野久作 「二重心臓」
...美事(みごと)だった」「なぜすぐに打揚げねえのだ...
吉川英治 「銀河まつり」
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