...一 羈旅二 酔後三 喪中四 幽囚五 陣営六 病蓐七 僧院八 林泉(一)羈旅は舟車客館其総べてを包羅するのであるが...
市島春城 「読書八境」
...謫居生活は或る点に於て羈旅と其趣を同じうする...
市島春城 「読書八境」
...羈旅に無くして此れにあるのは憂憤の情の激越であることだ...
市島春城 「読書八境」
...羈旅以上に読書に耽けることが出来る...
市島春城 「読書八境」
...残り一冊が羈旅(きりょ)の部...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...これはとりもなおさず和歌はある点まで四季すなわち時候と深い関係をもっているがしかし無関係でも成り立ち得るのみならず恋、羈旅、無常などという強く人情を刺激する性質のものにはさらに季のものを必要としないということを証明しているのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...がそれが俳句になりますと四季の分類以外に出るものは一句もなく、たとい恋、羈旅、無常などを詠ずるとしましても必ずそれは季のものを詠みこむのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...羈旅(きりょ)等があって...
高浜虚子 「俳句への道」
...鉄道の便宜は近世に生れたわれわれの感情から全く羈旅(きりょ)とよぶ純朴なる悲哀の詩情を奪去(うばいさ)った如く...
永井荷風 「日和下駄」
...鉄道の便宜は近世に生れた吾々の感情から全く羈旅(きりよ)とよぶ純朴なる悲哀の詩情を奪去(うばひさ)つた如く...
永井荷風 「水 附渡船」
...羈旅漂泊の旅情歌を...
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」
...羈旅(きりょ)華やかな一行が...
吉川英治 「三国志」
...よそから来た羈旅(きりょ)の臣ではない...
吉川英治 「新書太閤記」
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